最近、福井駅前を歩いていると、「テナント募集中」の看板がやたら多い。福井市の資料によると、中央1丁目だけで空き店舗は、なんと70もあるらしい。中央1丁目に店舗がいくつあるのかは発表されていないが、どう考えてもこの空き店舗数はかなり大きい比率になると思う。
郊外にばかり商業施設や公共施設が立地し、当たり前だが駅前に魅力がないのだ。人がはいっているのは桜木図書館ぐらいだろう。金沢は、音楽堂も美術館も、小売市場もフォーラスも市街地にある。
福井市(TMO)では中心市街地チャレンジ開業支援として家賃の補助をしているが、1~2年間に限られ、面積も20坪分だけで、事実上チャレンジショップのようなものしか対象にならない。
今の状況で駅前に出店するというだけで十分チャレンジなのだから、まともな商業者が採算がとれるような補助を考えるべきだと思う。人気のあるショップなら家賃をタダにしてでも来てもらいたいだろう。
ところで、アイビー学園が駅前に新校舎を建てているようだ。この機会に、若い人たちが集まるようなまちづくりを真剣に考えてほしい。NHKに移転してもらっても何の意味もない。