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つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

漁船衝突ビデオ流出事件に思うこと

2010-11-07 | 社会問題
尖閣諸島の漁船衝突事故のビデオが流出した。どう考えても内部関係者の意図的な流出としか思えない。政府関係者は大慌てで原因究明や再発防止に当たっているそうで、政権の危機管理能力を憂う声もあるが、問題は違うところにもあると思う。

内部流出とすれば国家公務員法(守秘義務)違反であり、法を犯した者を擁護することはできないが、海上保安庁などには流出を歓迎する電話やメールが多く来ているという。また、霞が関はじめ多くの公務員や国民の間に「奇妙な共感」(日本経済新聞)が広がっているそうだ。申し訳ないが、その気持ちはとてもよくわかる。

この「奇妙な共感」は、船長を釈放した弱腰の外交やビデオを秘匿した国民の知る権利の侵害などに対する抗議から発生している部分もあるだろうが、政治主導という名のもとに、ちぐはぐな「主導」を行い、ときに責任を役人に押し付けたりして混乱を招いている政権への強い批判への共感でもあるだろう。

部下はリーダーの従属物ではなく、すなわち、役人は閣僚の部下だが従属物ではない。リーダーにビジョンがない、あるいはあってもそのビジョンに部下が共感できないような組織はこういう行く末をたどることになる。自分たちの属する組織のことを考えてみて心当たりがある人も多いのではないのではないだろうか。決して他人事ではない。


目元のクマよりツキノワグマ

2010-11-02 | 社会問題
福井県内でクマが数多く出没している。まあ、もちろん山に近い地域だけであるが、今年は山の中だけでなく、集落の中などにも普通に入ってきているらしい。学校などは送迎や集団登下校で大変である。

先日は、朝、デイケア施設の中にクマがいて、職員がけがをしたようだし、民家の庭の木にも登っていたそうだ。クマは動物園や登別クマ牧場で見るものと相場が決まっていたが、日常生活の中にクマが登場するとなると尋常ではない。

スーパーなどでは鈴やアラーム、スプレーなどクマ対策グッズも売れているらしいし、集落の中でも見通しの悪い交差点ではいったん止まり、クマが来てないか確かめてから進むのだという。メタルギアソリッドか。

県や市町村ではクマの対策会議も開かれているし、福井新聞にも毎日クマ出没情報というのが出ている。雪が降るだけでもコスト増なのに、またまた経費や手間がかかる。東京で何か問題があるとすぐに全国的な社会問題になるが、地方だとあまり取り上げられない。都会では想像できない苦労があるのだ。

ところで、クマ対策でググると、目元のクマ対策が一番に出てくる。やはり全国的には重視されていないらしい。

祝・チリ落盤事故全員救出

2010-10-14 | 社会問題
チリ落盤事故の作業員全員が69日ぶりに全員救出されたとのニュース、大変喜ばしいことである。サバイバルには体力ももちろん必要だが、精神力というのが相当重要な要素であることがよくわかる。

地下に置いてきぼりにされた人間の心理状態には想像を超えるものがあるが、地上に連絡が通じるまでの17日間とその後の期間、それぞれ強靭な精神力とリーダーシップで耐えたわけである。きちんと記録もされており、極限状態におけるサバイバルケースとして、集団のコミュニケーションやリーダーシップのあり方など、今後の貴重な研究材料や学術データになるだろう。

こうした状態においても集団の秩序が保たれていたことには驚くとともに、リーダーその他の方々には本当に敬意を表したい。例えば不特定の観光客だったら難しいだろうし、逆に、頭脳は優れているが権利主張が強い職業の方たちであってもうまく行かないのではないか。

ところで、大変失礼な言い方になるが、例えばもし33名全員でなく30名しか救出できないというデマが流れたらどうだっただろう。大パニックになっただろうか。それでももやはり秩序は保たれたのだろうか。地位・年齢や体力などで救出されない3名を選び出すのは正義だろうか。それとも、全員が救出される見込みが立つまで全員地下にいるのが正義なのか。サンデル教授的課題である。

それにしても、地上に出た瞬間、愛人問題が発覚する人もいたりして、ヒーローの彼らに当分プライバシーはないようだ。なにせ、マイナーがメジャーになったのだから。

運転免許試験の不思議な問題集

2010-09-21 | 社会問題
自動車学校に通っている人から、学科試験の問題集を見せられた。ずいぶん前に免許をとった身からするとなかなか難しい。90点以上取らないと学科試験に合格しないそうである。

ところで、公安委員会が悪いのか自動車学校が悪いのかわからないが、不思議な問題がたくさんある。一例をあげると次のようなものである。答えがわかるだろうか。

1 踏切に差しかかったときに警報機が鳴りだしたので急いで通過した。
答えは×だそうだ。解説を見ると、「差しかかる」というのは踏切の手前なので止まらなければならない、と書いてある。それは違うだろう。「差しかかる」は辞書によると「ちょうどその場所に来る」となっている。勝手な解釈をされては困る。

2 トンネルの入り口付近では強風が吹くことがあるので注意しなければならない。
これも答えは×だそうだ。解説には、強風の吹くのはトンネルの出口である、と書いてある。入り口と出口で風が違うのか。そもそもどっちが入り口なのか。まあ、入り口付近でも出口付近でもトンネルの中だと風は吹かないのだが。

3 同一方向に通行しながら進路を変えるときは、進路を変えようとする3秒前に合図を始める。
答えは○なのだが、自分が進路を変えようとするだろうとその3秒前に思うことは未来が予知できないと大変難しい。3秒前に思ったときが進路を変えようとするときになってしまうパラドックス。哲学的だなあ。

高速道路で、目的の出口を通り過ぎたときは、次の出口を利用しなければならない。などという問題もある。次の次ではいけないのだろうか。困るのは問題によってこのあたりのシビアさにぶれがあることだ。すなわち、引っ掛け問題なのか、単に詰めが甘いのかわからないのだ。このあたりのブレで落とされたのではたまらない。

公安委員会では問題を公表していない。恐ろしくて公表できないのだろう。いっそ、「ドライバーは交通安全の実現のため必ず交通安全協会に入会すべきである。」という踏み絵問題はいかがだろうか。

クイックペイの5%オフキャンペーン中止

2010-09-02 | 社会問題
電子マネーのクイックペイ(QuICPay)が、クイックの日?である9月19日に、ポイント10倍の(実質的にほぼ5%引きということになる。)キャンペーンをやることになっており、これはなかなかおいしいキャンペーンだと思っていた。

ところが、最近、突然「諸事情により」キャンペーンを中止するとのお知らせがなされた。結構高率のキャンペーンだったので、景品表示法あたりに違反するのか、もしくは何か大人の事情なのかなと思っていた。

それがどうもニュースによると、財務省が、10月のたばこ増税前に5%引きで大量のたばこを買いだめされると都合が悪いということで中止の圧力をかけたらしい。たばこ事業法では値引き販売が禁止されているということらしいが、わけがわからない。不思議なことにマスコミもそれほど批判的ではないようだ。

そもそもなぜたばこの値引きがいけないのかわからないが、税金の確保ということなら、同じような状況にある酒類についてはディスカウントストアで大幅な値引きがされているのをどう考えるのか。ガソリンも同じだ。こんなのは一昔前の考え方である。

いずれにしても、ポイントと値引きは違うだろう。税金をクレジットカードで納めても場合によってはポイントが付くのだが、これが税金の値引きに当たるというのだろうか。いずれにしても、行政による不当な干渉は許せないと思う。