躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

いもちゃん

2010-05-07 22:14:07 | Weblog
玄関のすぐ近くの所に、
雑草に混じってソラマメが育っているのを発見していた。
なんでこんなところに?
掃除をしないからに決まっている。
ソラマメの豆(つまり種)が落ちているのも気づかず、
芽を出し大きくなるまで気づかず・・・私の不精も相当なものだわ。
さすがに玄関先なので、雑草が茂っているのはいかがなものかと、
草取りをする時に、間違ってソラマメも一緒に抜いてしまった。
間違って・・・普通玄関先に生えているのは抜くか。
だけど、どこまで育つかと思って・・・

ま、そういうわけで、抜いてしまってから可哀想で、
水耕栽培で少しでも長生きさせようと部屋の花瓶にさしておいたら、
2,3日後、花瓶を置いたテーブルの上に、
なにやら黒いつぶつぶのものが落ちているのを発見!
て、2、3日後というのが、
これまた私の不精さがわかってしまうのだけど。
黒いつぶつぶというのは、「うんち」
芋虫の「うんち」なので・・・
ありゃ、ソラマメに芋虫がついていた!
同じ緑色だから気がつかなかったのだね。

その「いもちゃん」は、
小さな葉っぱが10枚くらい付いていたソラマメを、
すぐに丸坊主にして大きくなった。
次の食料にと、キャベツを置いてみたけれど、
食べない。
モンシロチョウではなさそうだ。

芋虫(蝶や蛾)の種類で食べる葉(植物の種類)が決まっている。
だけど、ソラマメの葉が芋虫にかじられているのを私は見たことがない。
友人に言わせると、どこの世界でも変わり者はいるのでは?と。
はいはい、私のうちにいたのだから、そうなんでしょうよ。
大体、畑でもないところで、しかも一本しか生えていないひ弱なソラマメに産み付けて、
葉っぱなくなったら、この子どうやって生きていけと?
変わり者「いもちゃん」の親だ。
産気づいてやむをえなく?

そんなことはともかく、食料。
仕方ないので、畑のソラマメの先を切り取って花瓶に差して、
これぞ差し入れ。

2日前「いもちゃん」が茶色くなってきて、
死んじゃうのかと心配していたら、
なんと、濃い茶色に変身して、相変わらず葉っぱを食べてはウンチをして、
益々大きくなっているのです。
アゲハ蝶?
それとも、変わり者(蝶)・・・新種?まさか。

ま、ともかく不精な私に縁があって来た「いもちゃん」
元気で無事蝶になって欲しい。

別れ

2010-05-02 20:25:25 | Weblog
鼬(イタチ)・・・恥ずかしながら60年近く生きて初めて見た字かも。
イタチそのものも初めて見ました。
お隣の奥さんと立ち話をしていると、
空地から出てきて、うちの家の前の道を横切りました。
ふわふわな尻尾で、細身の身体が綺麗で神々しくさえ見えました。
道を横切る時に、ちょっと立ち止まり私たちの方を見てから、
うちの敷地に入って行きました。

その時、亡くなったばかりの近所の友人が来てくれたのだとわかりました。
というのも、丁度その彼女の話をしていたところだったのです。
それから、さっき知ったのですが、イタチが目の前を横切るのは別れの予兆とか。
やっぱり彼女だったのです。
よくお野菜を届けてくれて、彼女の大好きなコーヒーを入れ、
世間話や農作業のことを話すのが、
お互いに楽しみでした。

来てくれてありがとう!
今日はコーヒーを飲んで行かなかったね。

今夜がお通夜でした。
明日は本当にお別れです。
苦労を苦労とも言わず、最期までけな気に生きた
素敵な素敵な女性でした。