躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

いもち病

2006-07-31 20:49:11 | Weblog
私が借りてる田んぼと、同じ谷津で、
去年から田んぼを借りてる友人に、電話で様子を聞いたんだけど、
友人の田んぼにいもち病が出て、稲が茶色くなってきていたらしい。

その友人は、田んぼの一角を区切って苗代を作り、
籾を播いて、ちゃんとした苗を育てた。
昔なら当然のことだけど、近頃は、ビニールハウスの中で、
トレーで苗を育てるのがほとんどだ。
この、友人の苗代の苗を少し貰って、三角田んぼ(私が借りてる田んぼ)に、
買ってきたビニールハウスの苗と一緒に植えてみた。
友人の苗は、ずんぐりむっくりで、茎の丈は短いのに、
太さがビニールハウスの苗の3倍ぐらいあって驚いた。
同じ稲の苗とは思えないほど違っているのだ。
そして、とても元気いっぱいで、ビニールハウスの苗より緑が濃く育っている。

ところが、友人の田んぼの地主さんの、水の管理が悪かったせいか、
今年の低温のせいなのか、いもち病が発生したのだそうだ。
隣の田んぼは地主さんの田んぼで、そこにも出たらしい。
友人は、ほうっておけば、多分元気になると思ったのだが、
地主さんに、周りの田んぼにも広がって迷惑になるといけないから、
消毒をするようにと言われた。

友人は、消毒は土までも汚染するので絶対に嫌だった。
仕方なく、病気のひどい苗は、一つずつ抜き取ったのだそうだ。
我が子の首を締めるようなつらい作業だったと、泣き出しそうな声で話してくれた。
そりゃあそうだ、苦労して、籾から育てたんだもの。
葉が少し茶色くなっているのは、そこだけ摘み取って捨てたらしい。
気の毒で慰めの言葉も出ない。
あんなに元気な苗だから、絶対に病気に勝てたはずなのに。
周りとの兼ね合いでせざるを得ない。
1年分の収穫に影響するので、迷惑をかけられない。

農家の人達の中にも、こうして消毒をすることになる人もいるのだろう。
昨日、家の近くの田んぼにリモコンのヘリコプターが来て、農薬の空中散布をして行った。

10日ほど行っていないけど、私の三角田んぼはどうなんだろう。
いもち病がでてるかどうか。
行かなければ、知らなかったことにできるから、しばらく行かないでおこうっと。
幸いにも、田んぼの周りが水路と道路と山なので、あまり他に迷惑もかけそうにないしね。




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