躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

キジ

2009-05-13 20:48:42 | Weblog
こっちの畑からざくざくと小判じゃなくて、
里芋が出てきた。
要するに掘り忘れ、とり残しがたくさんあって、
その里芋から芽が出ているってわけ。
こうなると、食べる気にもなれず、
かといって、こっちの畑には買って植え付けたのと、
その後に近所の農家からいただいた種芋を植え付けたのとで、
もうこれ以上は無理。
それで、
あっちの畑に移植することにして、
あっちの畑へ行ったのだけど、
あっちの畑の方も里芋だらけで、
もう嫌!
と思ったけど、
里芋の仲間タロイモは南の島では主食にしている(いた?)ところもあるそうで、
もしかして食糧難になるかもしれず、
もしもそうなれば、里芋だらけをありがたく思うだろう・・・などと、
つまらない妄想を味方に、
空いている場所を探していたら、
この間のオスのキジが、
畑の隣の草むらにいて、
ココココココココ・・・と呟くように小さく鳴いている。

奥さん、そうなんですよ。(笑)
キジも鶏と同じ鳴き方をするんです。
もちろんこの呟き鳴きのときだけなんですけど。
普段はケーン、ケーン・・・というのが、
日本語の一般的な鳴き方のようだ。(犬がワンワンと同じ)
だけど、どうしても私にはそうは聞こえなくて、
ギィョエーン、ギィョエーン(ギィョは短縮して)・・・と聞こえる。
で、まあそんなことはどうでもいいのだけど、
オスのキジは綺麗なんですよ。
顔は真っ赤で、首のところは青くて、胸は緑で、背中は茶色の模様が入ったグレーで、
つやつやしているから、
もうそれはそれは、神様が作りたもうた美しさ。
あ、そんなことではなくて、
このオスのキジの側に彼女がいた。

奥さん、メスのキジはつまらないただの茶色模様だけなんです。
そして、オスよりかなり小さいの。
いかにも守ってもらうって感じで後からついていく。
オスはそういうの可愛いく思うんでしょうね。
メスが餌を漁っていると見張りをして、
守るんですよ。
なんか、参考になります。(笑)

話を草むらに戻すと、
私が近くにいるのを知っているくせに、
そのオスのキジがケーンケーン・・・とやたらなくので、
3メートルほど前にいるカップルを見ると、
なんだかラブラブしそうなんだけど、
草の陰になってよくみえないものだから、
そうっと近づいて行くと、
メスのキジに気付かれた!
で、メスが飛んで逃げたので、
オスも行ってしまった。
「あなた!安全な場所だって言ってたじゃないの。鎌を持ったあのおばさんはなんなのよ!」
(私?姑です。(笑))
と、けんか別れしていなければ良いけど・・・

ま、そんなこともありまして、
里芋もなんとか植えなおし、
帰ってくると、
こっちの畑(私の畑)にもキジのカップルがいた。
さっきの恋路の邪魔を心苦しく思っていたので、
ほのぼの見ていたら、
ん?メスのキジのくちばしに・・・
落花生が!(ピーナッツ)
昨日そこに播いたばかりの落花生を
ほじくって食べている。
有機の畑にはミミズがうじゃうじゃいるので、
それを食べていたら落花生に行き当たったのか。

「こら!てめーら、何してるんじゃ!」
などと、叫びたいのをこらえましたの。
ほほほ。
「この辺が銃による禁猟区になったのは私らの努力の賜物かもしれんのに、
この恩知らず。銃以外ならよいらしいから、とうちゃんの吹き矢でも吹いてやろか」
などと、言ってもわかりませんですわね。
ほほほ。

でもまあ、誰の畑だなんて勝手に決めて、
そこの草をとって、
落花生の場所なんて勝手に決めた人間の方がオカシイと言えばオカシイわけで、
仕方ない、また播きなおします。
今度はテグスを張らなきゃ。
ほほほ。

キジのご夫婦に赤ちゃんキジが加わる日が来ますように。







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