徒然なるまま 写遊記

私楽 諸行歓常 諸行感謝 のんびり気ままに散策・・「埼玉・高麗川のほとり」(浮雲・浮浪雲)

東北一周・車の旅(8)(宮城~福島)2017.9.11

2017-09-18 | 海沿い 日本一周巡り(東北 編)
東北一周 車の旅・8日目 9月11日(月曜)

事前に申し込んでいた、ホテル滞在者のみ
参加出来る 宮城県「南三陸ホテル観洋 
震災・語り部ツアー」に朝9時に列しました。

昨日の参加者一人の「語り部ガイド」と違い
今日は3台のバスで約1時間 南三陸町の
巡回 語り部ツアーです。

そしてバスの乗客ほとんどが、思わず声を
上げたのが小高い山の上の

「戸倉(とむら?)中学校」の津波到達地点
「記録の赤いライン」を 語り部さんから
教えて頂いた時です。

自分も含め「えっ!こんな高い所まで 
津波が押し寄せた?」の声が
バス中の乗客から!


(高台の上に立つ校舎の窓に 
      津波到達点の印が!)

南三陸町の復興の進行具合が
気になる工事現場


語り部さんの話・・「津波は川沿いが危ない」

海に近い川沿いの人たちは、
そのことを知っているから、今回は、
海に近い川沿いの人たちは 
早く避難して無事だった。

反対に、内陸の川沿いの人たちは、
2階にいれば大丈夫と思い、
亡くなった人は内陸が多い。



津波襲来を町民に呼びかけ、
多くの命を救った
「遠藤末希さん」を想う「防災庁舎」



防災庁舎が、海と川に近い危険な
場所に建てられたのか? 
疑問と、語り部さんがアナウンス


(保存するために、さび止めした鉄骨)

「高野会館の大震災の対応」

当日、327人の老人会が開かれていた時に
大震災発生。

帰ろうとする出席者を、入口で必死に引き
留め、上層階に避難。

当夜はペットボトルを小さなキャップで
分け合い、翌日 全員、無事に帰宅。

(町の中心部にある高野会館)

津波に襲われ 使われなくなった高野会館



「戸倉小学校・保育園」・・語り部さんの話

以前、戸倉小学校の避難場所は、
高台だったが、最寄りの保育園の
避難場所が「小学校の屋上」だったことから。

保育園の事情も考え、小学校の避難場所も
一度は学校の屋上としたが、女性教師が
「津波は高台に避難!」を主張。
会議の結果「その判断は当日次第」となった。

そして当日は校長の判断で「高台避難」が即決。
しかし現実は、その高台も危険になり、さらに
高い山にある五十鈴神社に全員 移動避難。
そして保育園児も小学生も寒い夜。

津波の、どの時間・どの状況を切り取っても 
恐ろしく不安な出来事だったと思う反面。

津波と冷静に戦った人達がいたのだ、
と思いました。

南三陸・死者/行方不明者 835人。
家屋半壊以上3,321(H26.11.30現在)

ガイドさんが最後に「人口減少が止まり
ません。観光でも何でも、みなさん東北に
来てください?」のアナウンスがありました。

南三陸町・さんさん商店街


宮城県南三陸から次の目的地・宮城県石巻市 
大川小学校まで約30キロを走行 昼頃到着。

現場に立ってみて、ニュースでは
伝わらなかった
避難場所の裏山と小学校の近い距離に驚く。








上の写真は大川小学校に設置されていた
掲示板を撮影。
既に ご存知の情報でしょうが、掲載。

先生に「津波が来るから、逃げよう?」と
言った子供の不安が 手に取る様に分かる

小学校前の(水量)水が満ちた北上川に驚く。


以前に福島第一原発20㎞
圏内ツアーを申し込んだが、
依頼が遅いため(満員)キャンセルと
なったが、

最初の予定通り宮城県から福島県に走行。

福島県・相馬付近で撮影


追記→このブログの 語り部さんの震災話や
大川小学校の話などを、簡略 紹介している
ことを お許しください。

詳しくはネットなどで、チェツクして下さい?

また、まとまらない長々としたブログを
お許しください。

当夜、福島市相馬市「道の駅そうま」車中泊

9月11日宮城県南三陸~福島県相馬市214㌔走行

参考~南三陸ホテル観洋☎050-2017-8989

大川小学校に関する情報は、ネット
「小さな命の意味を考える会」を検索して下さい?

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