徒然なるまま 写遊記

私楽 諸行歓常 諸行感謝 のんびり気ままに散策・・「埼玉・高麗川のほとり」(浮雲・浮浪雲)

「映画・めぐり逢わせのお弁当」と「ミレー展」・・・・師走の東京駅周辺

2014-12-26 | 映画・音楽・絵画
散髪屋の大きな鏡に写る顔が、
亡父や亡兄に似てきたと、
最近、特に思うようになりました。

またプリントされた写真を見て、
自分の実年齢を再認識して
苦くなることがありました(苦笑)。


 
そして、その様な状況を映画にしたのが
「めぐり逢わせのお弁当」。

映画は大人の男女の切なくも 
ほろ苦い恋愛映画で、久々に
映画鑑賞後にほのぼの感が残りました。



この映画「めぐり逢わせ~」も満席の
「飯田橋ギンレイホール」で鑑賞。

いつもながらの幕間のスタッフの応対が
素晴らしく、観客も映画を楽しむ人々が
集う雰囲気があり、

いつもの様に「映画 ニューシネマ・
パラダイス」を思い出して映画を観る。



映画館や喫茶店同様に、好きな美術館が
いくつかあるが、

その一つに「三菱一号館美術館」がある。

今冬の「ミレー展」に訪れたが、あの優しい
色彩のミレーの絵は、歴史的建造物で人の息
づかいが感じられる「三菱一号館美術館」の
シックなスペースには ふさわしいと思い
ながら鑑賞しました。

後書き 
映画「めぐり逢わせのお弁当」に比べ
「ゴーン・ガール」は


「映画セブン」のデヴィッド・
フィンチャー監督のミステリー作品
として秀作だが、熟年は淡く切ない 

和食的な映画「めぐり逢わせの
お弁当」がGoodかも?

しかし「ゴーン~」の
女優ロザムンド・パンクはお勧めです。 
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石神井川沿い 散策・・・初冬 便り

2014-12-26 | 東京・四季 彩色
「ストレスのない時は、一生やってこない」

本田健の著書「人生の目的」の一節に
あるが、語られてみれば納得です。
(写真は中板橋からの西空
       青空に映える桜の枝)






 
来年は様々なストレスから
解放されたいと思っている自分に、

年末12/23(祭)散策仲間から王子駅から
石神井川沿いを歩いて、中板橋のI夫妻の
マンションの忘年会に参加しました。





まずは石神井川沿いの桜並木道を
散策したが、青空に映えた桜の木は
 
花も葉も無いが むしろ冬を謳歌する様に
「木々だけで美しく咲いている様だ⁉」





石神井川沿いの桜の枝は
思いもままに空に向い、川面に
伸ばしていたが、

幹の木皮が剥がれ傷つき、
また桜の根が舗装された道に
押しつぶされていた
姿が痛々しく哀しい・・・。







(写真は王子神社から
音無親水公園・谷津大観音・
氷川つり堀公園など冬の桜並木) 
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根津美術館(表参道)・・・・・・絹布精練業

2014-12-21 | 東京・四季 彩色
展覧会のユニークなタイトル「誰が袖図」に
誘われて初冬の根津美術館に行きました。

内容はタイトルを裏切らない「袖だけが描か
れている・・誰が袖図屏風」3点を前面に
構成した展覧会。

まずは昔に、衣装を愛でる趣向の「袖だけを
描き」それを着てる人の面影をしのぶ等、
そんな画家や画風があったことに驚いた⁉





着物の絵柄と言えば画鬼/天才絵師・河鍋
暁斎は、珍しい帯や着物絵柄を描く為に
女性を追いかけ破門された。

勿論、絵の中の着物の生地や絵柄は大切な
表現ポイントゆえ、河鍋同様に上村松園の
絵画は、着物の絵柄も同時に楽しめる。




 
処で、先日のノーベル物理学賞・天野浩
教授のお嬢さんが、レセプション時に、
黒地に紅葉が艶やかな着物姿を見た時、

着物は歩く芸術と思いました。
まさに世界遺産⁉と(笑顔)
(写真は根津美術館と同庭園)





そして着物に「作り手の魂が入っている」と
突然に思ったのは、自分の京都の生家が
「絹布精練業」だったからかも知れないが、

年を重ねて「着物の美」の素晴らしさが
少し分かり始めたようだ!

(写真は美術館への道すがら 
初冬の 青山通り・神宮外苑前)





(着物話し余談・京都の戦前戦後には
多くの絹布精練工場がありました。

今は「専門の精練業」が無い為に、
さすがのウイキぺディヤにも絹布精練業
は記載されていない死語。

ちなみに自分の生家は「吉 の屋号で
絹布精練業を長く経営したが35年程前廃業)
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仲代達矢/風の市兵衛/本木雅弘・・・・・師走の池袋

2014-12-19 | 辻堂魁
少し前、池袋の新文芸坐「五社英雄映画祭」
に行きました。

目的は幕間の「仲代達矢のトーク・ショー」
を聞く為です。

思えば仲代は、自分が大好きな高倉健 
亡き後、戦後の最後の名優と云えます。

黒澤明・市川崑・成瀬巳喜男・
山本薩夫・熊井啓等他多数の名監督と
仕事をしてきた俳優は
彼 以外いないです。

特に小林正樹監督の「切腹」は
若き頃の最高の映画だったが、

老年になった数年前の「春との旅」
の演技も秀逸。
末永く頑張って欲しい俳優です。

さて本を読みながら登場人物を
役者に当てはめる事が多い自分だが、

第二の佐伯泰英と言われている
辻堂魁の作品「風の市兵衛」は

第一巻から、登場人物の
兄は若き頃の仲代達矢、

主人公の「市兵衛」は本木雅弘さんを
想定して読んでいます。



「風の市兵衛」の魅力は、
姉弟愛や親子愛などの「家族愛」の
背景の中で算術(そろばん)
武士が事件を解決する、
総部数80万部の時代小説。

写真は池袋の新文芸坐に行く途中、
師走の東池袋中央公園・
池袋サンシャイン。
ちなみに仲代達矢は高倉健と同年生まれ
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月蝕歌劇団・・・観劇の帰り道で月光をパチリ!

2014-12-08 | 東京・祭り・催事
12月7日・月蝕歌劇団観劇の帰路 狭い坂道の
月が(独断だが)何故か、松本竣介の風景画の
様に寂しさを感じた街の光景だったので撮影。

さらに境妙寺の前で冬の月をパチリ。 





当日は月蝕歌劇団「英雄伝説 馬賊・矢吹丈」
の実験公演。主宰者の高取英氏は、寺山修司と
一緒に仕事をしたスタッフで、寺山修司演劇・
継承者の一人。

約30年前 1985年の劇団旗揚げから見てきたが、
実験舞台の時は喫茶店・バー等の店内をそのまま
演劇の舞台として利用して公演。

そして今回の実験・公演場所は新宿・中野の
マンション地下の一室(写真は入口付近)。





狭い一室の演劇だけに観客と演者が肩が
触れる程近く、役者の迫力ある演技と 
激しい声が強く伝わる演劇空間で観る。

さらに周りに流山児祥氏・山崎哲氏・
鴻英良氏(評論家)等、昔も今も演劇界で
活躍の人々が観劇されていたので、

むしろ狭い空間で、昔の「黒テント・赤テント
時代」のアングラ演劇時代の様な時間を体感。



そして高取氏は本人作品・寺山修司・澁澤
龍彦等の文学や有名な漫画の演劇化で独自

世界を構築。今舞台は高取英氏が高森朝雄/
ちばてつやの「あしたのジョー」漫画に捧
げた演劇作品と云える。

迫力の演を見ながら「舞台は一度っきりだ
から感動度が凄い!」と思い観劇

そして帰り道 夜空に輝く月を見ながら・・
も一度きり! と。
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明治神宮外苑・銀杏祭りは、幕が降りるまで美しい!

2014-12-05 | 東京・四季 彩色
あまり知られていない紅葉スポットで、
自分の散策コース「日本武道館がある 
北の丸公園」と、そして九段・靖国神
社の銀杏並木に12月3日に行きました。







北の丸公園の紅葉を楽しんだ2日後
12月5日「明治神宮外苑いちょう祭り」
の閉幕3日前に 晩秋を求めて歩を進め
撮影。






  
しかし靖国神社の黄葉に比べ、数日前
の寒波のために、残念ながら外苑の銀杏は
足元に多くが落ちて 水に濡れた黄色
の絨毯が広がっていました。

改めて「神宮外苑の銀杏」は幕が降りる
まで、その時々に美しく 着飾り風景を変え
観客を魅了していると思った。







少し前までなら 桜は満開、銀杏は
黄葉の時期を外すと 残念が先に来
ていたが、今は雨で濡れ落ちた銀杏も 
魅力的な季節と・・・・・。 

ちなみに明治神宮外苑いちょう祭りは
11/15から12/8までが開催期間。

残り3日あります(笑顔)。
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皇居乾通り一般公開・・・まぶしい紅葉と笑顔が!

2014-12-03 | 皇居・四季巡り(東御苑)
今年からスタートした皇居乾通り
一般公開が、春に続いて
紅葉の12月3日から7日の5日間開催。

そして秋の青空がまぶしい
初日の3日早朝に皇居前に
1時間以上前に並びました。







  
坂下門から入る為に並んでいたが、
隣に並んだ ご老婦人が
「冥土の土産に、やっぱり皇居の紅葉は
一度は見てみたい!」と話しかけてくれたが、
自分も同じだと思いました!






 
そして紅葉は皇居前も皇居内も、
それほど変わらず同じと
思いつつ皇居入城。

しかし急ぎ撮影を始めた皇居の紅葉は、
城壁を背景にして、想い以上に
色鮮やかに秋色に輝いている様に
思いました。







しかし紅葉の輝きの比較は別にして、
訪れた人の顔は みんな笑顔で輝い
ていたことは確かです。
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上野・国宝展/悠久の時の流れの中で 人は?

2014-12-03 | 映画・音楽・絵画
上野・東京国立博物館で開催された
「日本国宝展」に12/2に行きました。

14年ぶりに東京で開催された国宝展
ゆえに、期待一杯で入館しましたが、
その「凄い宝のメッセージ」に予想以上
に胸の高鳴りを覚え観覧。



展示された約120点すべてが国宝だから 
当たり前と言えば当たり前のことだが、

日本最古の物・作家の代表作・分野の
最高峰などが陳列されていたから全て
に感激。

でも一点を選ぶとするなら国宝5点が
全て勢ぞろいした「土偶」。



土偶は、すでにテレビや写真で知って
いたが、展示場で紀元前1~2世紀の

土偶を作った人と「悠久の時の流れ」
を超えて出会えた喜びを覚えた。

縄文のビーナス他4点の土偶の形は、
現代アートと変わらないと思うのは
自分だけではないだろう。

そして土偶を見て、何故か、悠久の
時の流れの中で人は変化はしたが、
何処に向かっているのかな?と 
思ったりしました・・・・!



 

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井の頭公園・・・紅葉の中の 素晴らしい披露宴を目にして!

2014-12-01 | 東京・四季 彩色
秋の日差しが優しく降り注いだ
井の頭公園に行きました。

訪れた公園は、紅葉の下で新郎と
ウエディングドレスの花嫁姿が輝き、
仲間たちと楽しく談笑。

その近くには大道芸人や秋風を頬に
受けて散策する人々が秋を堪能。



まさに、その光景はルノアール絵画や
ハリウッド映画の様で、

秋の木々の色彩が 柔らかな光と重なり 
ほのぼのとして雅な舞台。

幸せな時を頂きました。



そして豪華なホテルの宴も良いが、
季節の風を受けながら、水辺のほとりで

親しい知人と人生を謳歌・歓談する
オリジナルな披露宴をプランした
二人が素晴らしいと思いました!



しかし自分は
「かけがえない日を大切に生きる」と
思いながら、

この かけがえない幸せなステージで、
シャッターチャンスを逃しました!
 (^_^;)。

参考までに自分がイメージした
ルノアールの絵画は
「船遊びの人々の昼食」
「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」
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