徒然なるまま 写遊記

私楽 諸行歓常 諸行感謝 のんびり気ままに散策・・「埼玉・高麗川のほとり」(浮雲・浮浪雲)

映画キネマの神様 / 本木荘二郎~埼玉低山巡り(金勝山)

2021-08-16 | 映画 本木荘二郎
日本映画界の第一人者と言っていい
山田洋次監督の最新作「キネマの神様」を
見に行きました。

()「たそがれ清兵衛」
  「遥かなる山の呼び声」
  「幸せの黄色いハンカチ」
   寅さんシリーズ・・他   
   山田監督作品は 何度も
   繰り返し見た映画が多数あるほど
   好きな作家です。

()特に今回の作品は、山田洋次監督が
   育った松竹大船撮影所が舞台ゆえに、
   その時代をリアルに再現された
   映画と 期待しました。
★★★
あらすじ を(ネタばれを注意して)
ザックリ説明すると

映画監督志望の青年ゴウ(菅田将暉)が
映画世界に挫折した後 ギャンブル
依存症 になって、借金と酒に溺れて
暮らす 老人ゴウ(沢田研二)になった
「映画青年の 今と昔の物語」。

()人生に挫折して、若い頃描いた夢と
  違う生活をする人は多い。

  そして後悔 多い人生の自分は
  「あらすじ」を読んで
   共鳴出来る作品と期待したが・・
  
()今作品は 好青年だった 主人公
  (菅田将暉)が、晩年、家族も見放す
  ダメ親父(沢田研二)になった理由
  に無理(希薄)があるゆえ(筆者は)
 
  老人(沢田)の涙に 
  もらい泣きするほど   
  感情移入出来ない作品でした。

()むしろ好青年が、ダメ親父になる
  布石が 大女優(北川景子)との悲恋や
  映画界悪慣習などがあれば  
  ラスト・シーンに
  納得させられるハズだが・・・?   

  名作を多数作った
  脚本 山田監督・朝原雄二の
  コンビの上   
  監督 89歳の作品ゆえに・・
  特に残念。

()ちなみに当映画は評判良い作品です。
  若き菅田将暉と老いた沢田研二の
  「つながりが希薄」だけで、個々の
  物語は山田洋次ワールドです。  
  ラストシーンなど 気になる方は
  鑑賞して   
  ご自分で査定してください?

★★★・・映画を見て思い出した人物
世界の黒澤明をプロデュースした  
「本木荘二郎」

()東宝入社後、黒澤明と
  兄弟の様になり同じ部屋で暮らす。

()黒澤監督「酔いどれ天使」
  「野良犬」「羅生門」「七人の侍」
  「蜘蛛巣城」他    
  黒沢作品多数を本木荘二郎が
  プロデュース!

()黒澤明以外にも成瀬巳喜男・
  山本嘉次郎 ・マキノ雅弘など
  著名な監督の作品を   
  「本木がプロデュース」

()その後、金銭的な問題を起こし   
  東宝とプロデューサー契約を解除。

()それまで豪邸で派手な暮らしを   
  していた本木だが、有為転変は   
  世の習い(はかなく)
  様々な  
  経歴の後、新宿のボロアパートで
  才人・本木荘二郎「孤独死」(62歳)

()出来れば、本木壮二郎を脚色して
 「映画化」して欲しかった!?

★★★★★
当ブログの本題「散策・低山巡り」

次女の婿殿H君(37歳)と  その息子 
小学2年の孫N君が 5月頃 低山・制覇した 
埼玉「金勝山」に 7月16日 吾輩も挑戦。

8時36分 
東武東上線 池袋から急行で1時間18分
「東武竹沢駅」
(改札口・横のガード下を進む)


8時45分
線路下 通路を抜けて線路沿いを
歩いていると 予想もしていない看板
「町文化財指定の
根岸山の大グミ」を発見!

脇道を進むと「推定樹齢200年」の古木

霊験あらたか200歳と知っただけで、
人生76年の若輩は 
少し触れさせて頂きました。




8時50分
登山口の看板「東登山道」を見つけ
山登りスタートしました。

8時58分
山道は整備された階段で
登りやすいが・・・行けども行けども
続く階段に 息切れするオヤジです。


9時35分
「急坂の山道を登った 孫」に 負けない
老人の屈折エネルギーで(笑い)、
何とか 金勝山 頂上 到着。

標高246M しばし景色を堪能


9時55分  
金勝山頂上で休息した後、またもや
急な山道を 何度も休みながら
二番目の目的地
「埼玉県立 小川げんきプラザ」到着。

小川げんきプラザのプラネタリウムは
土曜・日曜・祝日のみ営業のため。
展望台から景色を見ながら、早い昼食。

11時13分 
登ってきた道と反対の山道を下り
「南登山口入り口」到着

登ってきた東入口からの坂道と違い、
こちらの「南登山・口」からの方が
楽と思いました。

11時19分
八王子と群馬・高崎をつなぐ「八高線」
無人の竹沢駅が 絵になると思い撮影




11時45分
山の中、人の姿を見ない
自分好みのハイキングでした。

無事、出発地点の「東武竹沢駅」に到着
駅から駅まで「9,568歩」
★★★
筆者・・好きな山田洋次監督(86歳)の
次回作を楽しみに待っています(笑顔)

当ブログ立ち寄りに感謝です。
コメント (1)
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