徒然なるまま 写遊記

私楽 諸行歓常 諸行感謝 のんびり気ままに散策・・「埼玉・高麗川のほとり」(浮雲・浮浪雲)

「桜守」水彩画の様な 淡い春色の 山の風景(多摩森林科学園)

2015-04-18 | 東京・四季 彩色
桜が美しい山と云えば、
    奈良県・吉野山が有名。

しかし東京にも
「水彩画の様な淡いサクラ色の
うららかな山の風景」がありました。







好天に恵まれた4月16日。
新宿から約1時間の高尾駅に下車して
訪れたのは、

各地の「著名な桜の遺伝子」を保存する
ために昭和41年に設置された
「多摩森林科学園」です。


 




多摩森林科学園は江戸時代の
サクラの品種や、

国の天然記念物に指定された
サクラのクローンが 8haの敷地に
約1,700種類が植樹された 山と谷が
ある保存林園です。


 




そして眩しい新緑の中、珍しい桜が
山肌に様々に咲き乱れている景色の
中を遊歩していると、

改めて昔からの「桜守」の仕事に
深く感心しました。







桜の原産地は、一説にヒマラヤ
近郊とされるが、

その桜を華麗に育てたのは
「美しく桜を観賞したい」
という日本の文化だと思います。

今、国中に咲いているサクラの
陰には、多くの「桜守」の労苦が
あることを この園で
嬉しく想察しました。

ちなみに
今回の桜と共に「新緑を愛でる散策」
となったハイキングは

江戸っ子で旅好きのNさんと奥様の
三人の小さな旅でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする