「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

家と屋根

2013年10月25日 |   誤・迷答!
小中学生の日本語力には相当個人差があります。
上を見ても、下を見ても、きりがないのはわかっていますが
やはりヒドイのを見てしまうとショックです。

今日は中3クラスの小テストでこんな解答が。↓↓↓
英文和訳の問題です。

まずは正解がコチラ。


with の訳し方がポイントになっているのですが…


おそらく、英文の意味はわかっているんだろうな。
会話だったら、これにもう少し付け加えたりしてなんとか伝わるのかもしれない。
でも、文章としては不可。
主語・述語を取り出すと、「屋根が/私の家です」。そんなバカな!


屋根だけかい!
じゃなくて。そもそも屋根の所有者を問題にしているわけじゃないのよ。
with の前後の訳す順番が逆。

この2枚は、見直しをして「こんな答えになるのはオカシイ」と気づいてほしいレベル。

こんな解答もありました。

そ、そうですか。
こういう生徒に文の構造を説明しても徒労に終わるんだよな…。
正解を発表した後、自分の答えは合っているからマルのはずだと言い張っていたし。

この問題に関しては、ほとんどの生徒が正解していましたが
この先、関係代名詞の単元に入るので、上記のような生徒は不安要素です。
英語以前に日本語をうまく使いこなしてほしいなあ。