「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

うすうす気づいていたけど

2012年08月29日 |   中1 
今日は定期テスト対策の一環として、授業終了後に数学特訓を行いました。
私は中1クラスの生徒相手に「文字式の応用(=いわゆる文章題)」を指導しました。
しかし…

普段国語を教えているので、受講者の顔ぶれを見て
「文章題をわかってもらうのは無理かもしれない」と嫌な予感がしたんです。
でもこっちはプロだし、授業よりもかなり少人数だし
噛んで含めるように教えれば大丈夫かも…と一縷の望みを胸に頑張って説明しました。

頭の中が整理しきれない生徒は、文字が出てくると急に混乱するので
まずは具体的な数字を入れて式を作らせてから文字式にするという作戦です。

たいていの生徒は具体的な計算はできるので、丁寧に説明すれば
ある程度自力で文字式を書くことができました。
しかし、中にはかけ算の概念・割り算の概念がまるでわかっていない生徒がいて
どう説明したらわかってもらえるのか途方に暮れる場面もあり
かなり手こずりました。

今日指導してわかったことは
国語力以前の問題で文章題どころではない=数学のルールがわかってない
生徒が思ったよりいること
たった3行の問題文を自分で読めない(読まない)生徒がかなり多いという現状です。
ほんとに彼らの見切りの早さには驚かされます。
「読んでないのにわかるわけないでしょ!」と何度言っただろう…

数学が苦手、というより、勉強の素地ができてないってことがよくわかりました。