「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

半分以上新入生

2016年03月25日 |   中1 
昨日卒業式だった新中1年生は、今日が春期講習会の初日。
いちばん新人が多いクラスとあって緊張が伝わりました。

英語では、初回お決まりの「アルファベット」を学習。
授業を進めながら
話をよく聞いていない生徒(←指示通りのことをしていない)
ローマ字がよくわからない生徒(←ローマ字で記名できない)
不器用な生徒(←プリントをきちんとたためない)
が、それなりにいるなあと観察。
特に、話を聞いていない生徒が年々増えている気がして
どうやって彼らの注意を惹きつけるか
話を聞くように仕向ける工夫をたくさん用意しなければなあと思いました。
工夫したところで、今さら手遅れな気もしますが…。

とりあえず、中学校生活をスムーズにはじめられるように
勉強面でサポートするのが我々の務め。
この生徒たちが3年間でどんなふうに伸びていくのか楽しみです。

怒られる気マンマン

2016年02月20日 |   中1 
中2クラスも中1クラスも、定期テストが終わってすっかりだらけきっています。
特に、中2クラスは修学旅行のことで頭がいっぱい…、というのは仕方ないか。

今日は、中1クラスで「3月中に三者面談を実施します!」と告知しました。
1学期にも1回実施したので、彼らにとってはこれが2回目。
前回のことを思い出したのか、危険を察知したのか
必要以上にビビっている生徒が多数。

中には「ドクターストップがかかっているので面談は(やらなくて)いいです。
などと意味不明なことを言い出す生徒までいました。
「どこの医者が何て言ってるの!?」と追及したら
「えーと…。ボクの面談、5分で終わりませんかね?あ!なんなら、3分でもいいですよ。
そんなこと言ってると、その10倍の時間がかかっちゃうかもよ。

三者面談は、なにも、定期テストの点数を引き合いに出して
生徒を責めようというものではありません。
学習方法を確認する、というのが主旨なので
良いところは褒めるし、改善の余地があればそれを指摘するというだけ。
恐れる必要は全くないと思うなあ。 指摘されたら困ることがないかぎり。(←あるんだろうなあ)

三者面談は保護者とコミュニケーションをはかる貴重な場でもあるので
有意義に活用したいと思います。

ミサイル対策

2016年02月03日 |   中1 
定期テスト前の居残り自習教室は、基本的に通常授業終了後に
時間延長して行っています。
だから、クラスによっては、集中力が続かなかったり睡魔と戦っていたり
なかなか効率がいいとはいえないこともあります。
しかし、生徒に「家で定期テスト勉強をしてください」と言うと
ムリー!塾で勉強する時間を作ってください!」と即答されるんだよな…。
「家にいるとお母さんの視線が怖い…」という訴えもあります。
そりゃあ隙あらばゲームをしようとする姿を見てしまったら、眉間にしわも寄りますわね。

そんなわけで、今日も授業終了後、居残り自習の監督をしました。
しかし、中1クラスの男子(野球部3人組)の関心事はテスト勉強そっちのけで
「ミサイルが飛んできたらどうするか」
個人的にはどうしようもないと思いますが…。

「落ちてくる前に撃ち落とす!」から始まり「白刃取り的キャッチアンドリリース!?」などと
意味不明なことを言って喜んでいました。聞いたことがないような技名まで飛び出して
ゲームばっかりやっているんだろうなあと呆れました。

その話の流れで「戦争が始まったらどうしよう?
「きっと俺たちは戦場に連れて行かれて人生終わるな。」なんて会話も。

「ミサイル」といい「戦争」といい、杞憂とは言い切れない気がして
「そんなことより、さっさとテスト勉強しなさいよ!週明けに本番でしょ!」と
話題を変えようとしたら
「テスト勉強なんて、やったって無駄なんだ!だから(やらなくて)いーんです!!
と言い出したので
「ミサイルはまだ落ちてきません!!落ちてくるとしても、定期テストが終わった後!!」
と言っておきました。

テスト(勉強)がイヤ!という、単なる現実逃避だったのか…
どこまで本気かわからないけど、中学生だってニュースを見ていろいろ考えているのよね。

心構えの問題。

2015年12月16日 |   中1 
冬期講習会はまだ始まっていませんが
クラスによっては一部前倒しで総復習講座を始めています。

中1英語では時間の最後に既習の英単語を
どのくらい覚えているかプリントで確認することにしました。
今日は「曜日名・月名」のあたりの約20語の書き取り問題を出したところ
予想通りボロボロ
あるクラスでは最高が正解11問で、最低がたった5問
4か月前には完璧に近いかたちに仕上げたのになあ…。

5分くらい時間を与えて練習させてから再テストをしたら
ある程度覚え直してくれたけど、中には練習しながら
「『1月』と『2月』と『水曜日』『木曜日』は捨てよう。
 とりあえず、1回目よりマルが増えればいいんでしょ。
と公言する生徒がいてガッカリしました。

今、楽ををしていると、後(2年後)で痛い目にあいますよ。


たけとりのおじいさん

2015年11月08日 |   中1 
今日も昼間から定期テスト対策授業を行いました。
昨日よりコマ数が少なかったとはいえ、休憩時間も質問に対応したり
プリントの丸付けをしたりで忙しく、慌ただしく1日が過ぎた感じです。

それに、テスト本番が近づいてくると
この時間中にここまでは終わらせたい…、このプリントもやらせたい…
と欲張ってしまい、時間に追われるように授業を進めてしまいがち。
仕上げ段階に入っている生徒たちは授業よりさらに速いスピードで
どんどんテキストの問題を解いていきますが
勉強不足の生徒は予想外のところでストップしてしまい、授業の流れが滞ることも。
それがかえって緊張感を和らげたり
見直しをするきっかけになったりもするんですけどね。

今日の中1国語では、「竹取物語」の学習中、設問の
古文中から抜き出しなさい」と「現代語訳中から抜き出しなさい」を
よく見ずにどんどん問題を解き進める生徒が続出。
丸付け時にはテキストが×だらけで
「え!そういうこと?それだったらわかってたのに~!」と悔しがる生徒も続出。
古文の問題に取り組むのは初めてなので仕方ないところもありますが
それにしたって読めばわかるように書いてあるのに、よく読んでないんだなあ。

いちばんビックリした解答は
竹取の翁の名前は何ですか。古文中から8文字で抜き出しなさい。」
という問題に対して
「なよ竹のかぐや姫」
と書いてあったもの。
翁の名前ではない上に、古文中でもないという。
「名前」「8文字」しか見えてなかったんだろうなあ。 (正解は「さぬきのみやつこ」)

ちなみに、この生徒
「竹取の翁」=「たけとりのおきな」ではなく「たけとのおきな」
だと思っていたようです。
「だって『取る』って送り仮名いるでしょ!!」とのこと。
それはそうだけど、教科書にふりがなが振ってあったし
何度も他の人が読んだの聞いたでしょ…。

生徒たちには、ここでの失敗を活かして本番に臨んでほしいです。
特に問題文をしっかり読んでほしいなあ。…難しそうだけど。


集中力UP↑

2015年11月04日 |   中1 
今日の居残り自習教室では中1クラスを担当しました。
上級生だと、監督する講師の担当科目を勉強する生徒が多いのですが
(その方が効率よく質問できることを知っているため)
中1は、気になる科目 or 隣の席の生徒がやっている科目を
勉強する生徒が多いです。

そんなわけで、今日監督したクラスでは、生徒たちはみんな数学オンリー。
質問ももちろん数学オンリー。

特に文章問題の質問が多かったのですが、そのほとんどが
文章をよく読みきれていないため式が立てられないというもの。
落ち着いて隅々まで読めば、そんなに難しくないと思うんだけどなあ。
隅々まで読めない生徒が多いということを再確認させられました。

終了時間まで、私語で盛り上がる生徒もいなかったし
不必要に科目を変える生徒もいなかったし
思った以上に集中して学習できていたのが成長が見えて嬉しかったです。

帰り際に「これぐらい集中できるなら、家でもしっかりやれそうだね!」
と声をかけたら「ムリー!!の大合唱。
「スミレセンセーがいると集中できる!」と言われましたが
それはどういう意味かな?
「塾長だと眠くなるんだもん!昔話が始まりそうで。
って、見かけで判断してるでしょ(ボスは白髪)。

次回以降も定期テスト本番まで毎回居残り自習教室を開設します。
上手に利用して成績アップを目指してください

黙々と

2015年07月01日 |   中1 
1年の半分が終わり、今日から7月。
今日は梅雨らしく朝から雨で肌寒い1日になりました。
明日から回復傾向とのことですが、中学生は今日が部活の地区大会で
以前から天気を気にしていたのに今日に限ってこのお天気だったのがお気の毒…。
おまけに、サッカー部の生徒から
「びしょ濡れになって、しかも負けました…」との報告アリ。あらら…。

朝から先輩の応援にかり出されていたせいか
いつも元気な中1クラスが水を打ったように静かで、かえって調子が狂いました。
余計な質問もないし、みんな黙々と問題に取り組んでいくしで
予定の2割り増しでテキストが進む進む。
定期テスト直前だって、こうはいかなかったのに。

ただ、夜9時前に「眠い…」「おなか減った…」とつぶやく生徒が続出して
みんな睡魔や空腹、疲労感と闘っているのがよくわかりました。
言われたことをやる以外に、余力がまったく残っていないってことなんだろうなあ。

…と思ったら、帰り際に「だって、三者面談で授業態度のことも話すんでしょ?」と
静かにしていた理由を述べる生徒がいて、「そういうこと!?」と抜け目のなさに感心しました。
まあ、この生徒は今日の大会に関係ない吹奏楽部の生徒だったんですけどね。

次回はどんな雰囲気になるのか気になるところですが
あんまり静かすぎても授業がやりづらいなあ、と思うのは、贅沢なハナシ。

本番2日前

2015年06月16日 |   中1 
さすがにテスト本番直前になり、生徒たちの顔つきが変わってきました。
日曜日までは休憩時間にマンガを読んでいた生徒も、今日はワークを終わらせようと必死。
もっと早くから本気になっていれば、そんなに焦らなくてもすんだのになあ。
今から「次回はもっと前から始めよう!」なんて反省の弁も出る始末。
まあ、毎回この繰り返しになるんでしょうけどね…。

中1クラスはまだ無理だろうと思って居残り自習は完全自由参加なのですが
今日はほとんどの生徒が残りました。
「夜中の1時まで起きて勉強した!」と言うわりに「家だと全然進まない」らしく
終了時間がきても「もう少し残ってもいいですか?」とか「塾に泊まりたい!」などと
言い出す生徒もいました。
そんなに家では勉強できないものなのか、と思う反面
塾での集中力のなさを考えると当然という気もします。
当塾での学習を通して、しっかり学習習慣を身につけてほしいな。

危機感上昇作戦

2015年06月13日 |   中1 
今日と明日は定期テスト対策のため長時間授業。 今回の山場です。

テスト本番まで一週間をきったというのに、とにかく中1クラスは危機感がない!
「前日(または提出日)までにワークを1回やっておけばいいんでしょ。
なんて涼しい顔で言うもんだから
「上級生は3回くらいやってますよ。」と教えたらビックリしてました。
でも、このハナシ、この前も言いましたけど。

今日は中1の2クラスで英語のプレテストをやってみました。
本番と同じ形式でありながら少しやさしめで、うっかりミスをしなければ満点とれるかも…
と思わせることを目的とした自作テストプリントです。
特に最初のテストは英文ルール(=文頭大文字、文末ピリオド、「,」や「'」の位置etc)
のミスで減点だらけになる生徒が多いため
小さなミスが大量減点につながることを本番前に自覚させたいと思って
毎年テスト直前のこのタイミングで実施しています。

で、やらせてみたら案の定、点数が低い!!
最高得点者が80点台という今までにない低さ。
平均が60点台後半というクラスも。
生徒たちも焦っていましたが、私も焦りました。
例年ほぼ全員80点以上のプリントなのになあ。

採点をしていて感じたのは、英文ルールのミス以前に
問題の意味がわかっていなかったり読み間違っている生徒が多いこと。
「下線部を日本語に訳しなさい」という問題で、下線部じゃないところを訳していたり
「かっこ内の単語を並べかえなさい」という問題で、かっこ内にない単語を書いたり
かっこ内の単語を正しく書き写してなかったり。
「否定文にしなさい」「疑問文にしなさい」という問題については
もはや言葉の意味がわからないのか、書きかえ方がわからないのか、その両方なのか…。
それに、スペルミスがゼロだった生徒がクラスに1、2名程度…。

今までに見たこともないような英文(?)を堂々と書いておきながら、
「見直しはしっかりしました!」と言い切る生徒が多くて、思わず絶句。
わからないんだから仕方ない、という開き直り方も例年よりヒドい気がします。

60点台だった生徒たちが「なんでー?」と言いながら
奪うように解答用紙を持っていきましたが、ちゃんと復習してくださいね。

意味はあります

2015年05月20日 |   中1 
どの学年もこの時期の数学は計算が中心。
そこで、手が空いていると、丸付け要員として、あちこちのクラスにかり出されます。
今日は1コマ目が空いていたので、ボスが授業をしている中1クラスへ丸付けに行ってきました。

素直に黙々と練習問題を解く生徒が多い中
最前列の女子2名が私語をしていて集中力に欠けている様子。
そのうえ、ボスに向かって「こんな計算問題いっぱいやって意味あるんですかー?」と暴言。
これだけなら「計算嫌いの女子が、仕方ないな~」で済んだのですが
その後、「勉強なんて、できてもできなくても別によくないですか?」などと言い出し
それに対して勉強の意義を例を挙げながら諭していたボスに向かって
「高校なんて、どこでもいいし。」と言い放ったものだから
「どこでもいいなら、ウチの塾に来る意味ないですよ。
とボスが切れました。
「だったら来るな!」という言葉が喉元まで出かかったのを、こらえたんだろうなあ…
というのが長いつきあいなのでわかります。
生徒の方は切れてたことに気づいてなさそうでしたけど。

そこでとりあえずこの話は終わったのですが
2コマ目の英語の授業で、再び「英語なんて勉強しても意味ないし。(独り言)」ときた。
オリンピックもあるんだし、新幹線に乗って外国人がじゃんじゃん来るかもよー。
ネットを利用してて、うっかり外国人とつながっちゃうこともあるかもしれないしー。
と言ったら少し黙り、今度は別の生徒が
「でも、社会の歴史とかは勉強する意味ないと思う。」と言い出したから
そんなこと言って歴史をきちんと勉強しないと、周りの国の人から
いろいろ言われても言い返せないでしょー。
と言ったら、他の生徒たちが最近話題になっている隣国との問題など話し出し
教室内が騒がしくなりました。

言い出しっぺの生徒は話題に付いていけなくなったのか、今度は
「テストなんてやっても意味ないと思うー。」とつぶやいていました。
まあ、そういう年頃なんでしょうな。

ちなみに、ボスは休憩時間に「あーいうオンナ嫌い!」とカッカしてました。
これはこれで大人げない。