伊勢志摩国立公園の中にある鳥羽温泉郷、戸田家さんは
JR、近鉄鳥羽駅から徒歩3分、ほぼ駅前にある。
南館が115室、収容人員635名、嬉春亭が54室、収容人員390名。
そして南館の魚魚夢(ととむ)がリニューアルオープンしたばかりだ。
当館の歴史は古く、天保元年(1830年)に開業して、
おもてなし一筋約190年の歴史を有し、年間20万人の来客者に
「喜ばれる楽しい旅のお手伝い」をしている。
又、当館は天皇家御用達の宿でもあるらしい。
フロントロビーの所では戸田家のフロント研修生
「ぺっぱー」が当館のあらゆるガイドをしてくれる。
その内容は「東風と海」「ドクターフィッシュ」
「トリックアート錯覚体験」「七福神ラリープレゼント」
「お風呂へのごあんない」「遊ぶ」だ。
チェックアウト時に時間があったのでこれをチェックしてみたが思わず失敗したと思った。
これはチェックイン時に見れば良かったと反省。
広い広いおみやげコーナー。
当館の一番人気は戸田家オリジナル銘菓
「とだやのおかみはん」だそうだ。
当館のもう一つの売り、奇跡の魚「ドクターフィッシュ」。
15分1,000円で究極のエステ
手足の角質を食べてくれる体験ができる。
当館では女性客にデザイナーズおしゃれユカタを
1,000円で貸し出すサービスも行っている。
今の若い女性にはウケるかも。
天皇家御用達旅館としての写真も展示してある。
そして平成から令和へと、今年は全国で
この様な表現を見かけることでしょう。
これも1つのおもてなし。
ゴミの分別箱にも木のデザインで優しさを表している。
こんな表現が令和時代では拡がるのでは。
部屋からは伊勢港佐田浜の港の絶景が一望できた。
目の前の観光船のり場、マリンターミナルからは
渥美半島・伊良湖へ行く伊勢湾フェリー(約55分)も出ている。
これが本日の団体宴会料理。
今回はグルメツアーということで当地の新鮮な魚、
特に伊勢エビが食べられるとのことで楽しみにしていたが、
この大きな舟盛3台を団体で分けると伊勢エビは1人3切ぐらい。
「伊勢エビなんてあった?」
「伊勢エビが甘海老より小さかった」など
期待外れの声があちこちで!
こちらがメガネが似合う美人女将。
180年の歴史を肩に背負って毎日奮闘しているのでしょうネ。
頑張って下さい。
長い年月を重ね、広い当館には、
様々な伝統工芸品をはじめ調度品を館内に展示してある。
読書コーナーをはじめ館内ギャラリーをのぞいてみた。
早朝風呂を入りに戸田家温泉村へ行く途中に
嬉春亭のフロアーにある、イベント広場「四季の広場」を通った。
今回こちらとは縁が無く、こんな空間があるとはわからなかった。
夜はこちらで何かのイベントでもあるのだろう。
戸田家館内には和紙を巧みに折りあげ、
「式年遷宮」「おかげ参り」「斎王群行和紙人形」を
再現した人形絵巻を展示している。
この和紙人形は「斎王群行」。
天皇が即位するごとに天照大神の御杖代として
伊勢に派遣された未婚の皇女「斎王」。
飛鳥時代、天武天皇の御代に始まるこの斎王制度は、
南北朝時代に終えるまでおよそ660年の長きにわたり続いた。
そしてその間には64名もの斎王がその任についたという。
戸田家の湯めぐりは男女あわせて13湯+足湯2湯+岩盤浴18床。
特に戸田家温泉村には朝日そして夕日に染まる
茜色の空と伊勢湾が望める風流野天風呂棟、
風見貝殻風呂など多彩なお風呂が楽しめる。
いよいよお楽しみの朝食タイム。
会場は回転展望レストラン「東風と海(こちとうみ)」
入口の所にはイラストでわかりやすく案内絵があった。
ここにもタイ風朝カレーがあった。
案内によると朝のカレーは脳を活性化させるらしい。本当?
ご当地らしい、イカエビスープ。
これはイケた。
奥に行くとシェフ・料理長による焼きたて料理が味わえる。
出し巻きたまご、温野菜、焼魚、オムレツ等々。
特に焼きたてのフレンチトーストを久し振りに食べて旨かったナー。
今回一番新鮮に感じ、インパクトがあったのがこの「おにぎりコーナー」。
手先の器用な女性がその場で2口で終わるような
小さなおにぎり6種を握ってくれる。
これができたてでとても美味しい。
これが毎度温泉旅館に来てアップするプレートにとった朝食。
やはりこのプレートは給食の器ぽくって好きになれないな。
そして朝食会場「東風と海」のバイキング料理が並ぶ全体光景。