血圧とは血管内の血液に有する圧力のことで、一般には
動脈の血圧、心臓の収縮期と拡張期の血圧をいい、
それぞれ収縮期血圧(最高血圧)拡張期血圧(最低血圧)と呼ぶ。
現在使用されている自動血圧計のほとんどはこのオシロメトリック法が
採用されている。血圧は一拍ごとに異なるため
治療方針を決定するためには血圧は4回または5回測定
することが好ましい。又、安静時心拍数は男性60~70程度
女性65~75程度。最大心拍数は年齢が高くなるほど
下がる傾向がある。一般成人は220-年齢数、高齢者は
215-年齢数であると言われている。
Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度高血圧(JSH2009目安)の表現は
高血圧の度合いを表している。以前の軽症、中等症、重症と呼ばれていた。
名称変更の理由は要注意であるレベルであることを明確にするためだ。
血圧の正常範囲は最高血圧130mmHg未満、
最低血圧85mmHg未満とされている。
健康人においても、加齢によって正常血圧は上昇する。
高血圧は生活習慣病のひとつ、低血圧は疲れが取りにくく
慢性的に体がだるい重い、耳鳴りがする、動悸や息切れがする
脳貧血で意識を失いやすいなどの症状が出る
・性別・・・女性は男性より5~10mmHg低い傾向にある。
・時刻・・・一般に夜間、睡眠中が最低で、午後は午前よりやや高い。
夜間は低くなり、起床とともに高くなる。
摂食・・・食後は上昇し、1時間ほどで元に戻る。
運動・・・運動後は一般に上昇する。
入浴・・・適温であればわずかに低下する。熱い風呂は上昇する。
アルコール摂取・・・適度の飲酒は血圧を低下させるが
適度の飲酒は上昇させる。
気温・・・温暖時は低下し、寒冷期は上昇する。