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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

裏磐梯高原ホテル

2020-09-04 06:27:29 | ホテル・旅館

https://urabandai-kougen.com/

当ホテルは裏磐梯山の麓、海抜831mの所にある。

山の中腹には裏磐梯スキー場があり、

スキー場を含むと全体面積はなんと約134万㎡もある。

目の前にはプライベート湖の弥六沼があり、

その雄大な眺めに日常を忘れ、心が癒される。

当ホテルの開業は遡ること昭和33年4月。

そして現在の建物に建替えたのが昭和58年3月、

その後、客室他の改修を平成24年4月と平成26年4月に行っている。

敷地面積は約41,600㎡(1万2,600坪)あり、

建物延べ面積は6,500㎡(約1,970坪)、

3階建てで部屋数45室、宿泊定員は137名だ。

ホテルの建築は設計・施工を竹中工務店が請負い、

伝え聞いた所によると経営も途中から竹中工務店の系列会社がやっているらしい。

エントランスを入るとロビーとラウンジが温かく迎えてくれる。

ラウンジは一段下がっていて比較的コンパクトな広さ。

そしてセンターには冬はスキー場になる場所で暖炉があり、

玄関のワンポイントアクセントに成っている。

こちらはフロントデスク。

見た目は普通のフロントだが、対応するホテルマンは

ゆったりと流れる裏磐梯時間をあなたにといった

温かいおもてなしで接してくれた。

チェックアウト時にはGo Toトラベルの説明も適格にしてくれた。

客室の中も自然の中。

窓外の豊かな自然と調和するナチュラルなしつらい。

四季折々の景色が楽しめる先進と洗練の追求。

洗練された空間で自然とのコントラストを演出してくれる。

ホテルの前庭には広々した緑の空間が拡がり、

贅沢なプライベートの湖「弥六沼」が静かに迎えてくれる。

そしてその向こうには日本百名山の一つ、

磐梯山が火山噴火した後の個性的な姿で見守っている。

磐梯山は別名「会津富士」とも呼ばれている。

2階の小さなロビーがまた素敵な空間だ。

上部のガラス戸はちょっと控えめなステンドグラス仕様になっている。

ここは夜になるとボンヤリとお洒落な空間に生まれ変わる。

ホテル全体的にそうだが特にこの場所は、

ゆるやかに和と調和するモダン空間を創造し、

洋でありながら和の心地良さでゲストをおもてなしてくれる。

このホテルの建築的素晴らしさはこの外壁にあると思います。

アップの写真を見るとわかると思いますが

カナダ杉を使用したウッドのシングル葺きで作られています。

随分凝った仕様でお金をかけている。

さすが建築の竹中と言われる設計をしたのもだと感服しました。

よく見るとショップ(売店)で売られているものがまた味があるものが多い。

福島の名産は色々あるが、ここで売られている俵べこ、赤べこ、

絵ローソク、会津張子、願い玉、起き上がり小法師など郷土物として素晴らしい。

数多くある中でこの3つの瓶に入ったオブジェが

特に目に留まったのでパチリ、パチリ、もう一つパチリ。

3つが並ぶとなんてお洒落!

当ホテルで最も感激したのが、

ここ宿泊者専用ラウンジ、ライブラリー「桧原」だ。

ホテル側もここに力を入れているのだろう。

使える時間が早朝5:30から夜の22:00迄。

これだけでも素晴らしい。

そしてティーラウンジよりもスペースを取った決断に拍手だ。

ここではコーヒー、紅茶などセルフだが、フリードリンク制。

コーヒーを片手に読書を楽しむ贅沢さ。

蔵書は自然やアートなど約1,600冊のライブラリーを持って

ゲストのみ利用できるプライベートラウンジだ。

外に目を向ければ大きな窓越しに磐梯山の自然が飛び込んでくる。

細かい点ではセンターテーブルの本棚風オブジェがまさに芸術で素晴らしい。

ここは人がインテリジェンスをベースに自然に帰れる最高の場所だ。

庭から見たライブラリーも素敵に撮れた。

この空間にどうしても関心を持ってしまった。

当ホテルの為に創られたオリジナルアートが

全館の要所要所にしつらえてあるこころにくさ。

自然の合間にあるアートのアクセントが

豊かな自然歴史を刻んだ建築に華を添えている。

数多くあるアートの中でも特に気に入ったのが

ティーラウンジの一番奥の壁に

複雑な影を陰影しているオブジェだ。(2枚目の写真)

当ホテルには開業して間もない頃から多くの皇族の方々が利用されている。

そんな写真が2階の小さなロビーの両面の壁に展示されている。

まるで宮内庁御用達のホテルのようだ。

ライブラリーと同じ位素晴らしかったのが当ホテルの温泉浴場だった。

絶景につかる四季の湯、敷地内より湧き出る源泉に磐梯山の伏流水を加水している。

柔らかな肌触りでゆっくり浸れる裏磐梯弥六沼温泉。

心と体の底から癒される最高に贅沢なひとときを過ごすことができる。

改めてこれが磐梯朝日国立公園にある弥六沼。

海抜は831mあり、面積2.06㏊ある。

この沼も明治21年の磐梯山の噴火によって

大小100余り誕生した湖沼群の一つです。

広い芝生の庭園の中にポツンと一つ荷車が置いてあり

それが花壇となっていて広大な空間のワンポイントアクセントになっている。

投宿した翌日朝から庭師が来て花の植え替えをしていた。

かなり念入りな管理をしている。

又、ホテルの板張りの壁の前には目に優しい

グリーンに塗られた大きなロッキングチェアが置かれて

これも空間のワンポイントに成っている。

広い芝生の庭には点々と苔のついた古い石が庭石のように配置され、

なかには亀を意識したのではないかと思われるものもある。

そして誰かのいたずらか、あるいは子供が忘れていったのか、

この石の上に赤い消防車のミニチュアカーがあった。

これがとても主張していて物語性を感じてしまった。

夜ライトアップされたホテルと弥六沼。

夜は夜でムードがある。

1階の部屋では2つの個展が開催されていた。

その一つが照沼光治の高原のアート~自然美の世界~版画展が実施されていた。

この画家の絵は比較的タイプのものでホッとするものを感じる。

かたやこちらは中村征夫写真展。

報道写真家である氏は今から30年前、五色沼地域の写真を紹介していた。

フロントの壁には天気予報のパネルが。

旅やリゾート地に来るとそこの天候は大事な情報になるので助かる。

又、星空観察会というイベントも当ホテル裏庭で行われていた。

都市で生活しているとしみじみ星を見ることを忘れているのを実感する。

最後に今一度、裏磐梯高原ホテルから見た

会津磐梯山の勇姿と自然をアップします。

このホテルは本当に素晴らしいホテルでした。

 

 

 

 

 


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