会社ベランダのわずかな土の部分から1本の「あざみ」が花をつけた。
すごい生命力に驚いた。
根が冬越しする他、綿毛(冠毛)についた果実が風に飛散して増えるそうだ
受粉は昆虫による。
たぶん種が風で飛んできたのだろう。
「あざみ」はキク科で別名刺草と言う
花色は赤紫色や紫色、トゲが多く、さわるととても痛い。痛い草の代表だ
名前の由来はアザム(傷つける。驚きあきれるの意)
から来ている所からもわかる。
花言葉は独立、厳格、復讐、満足、触れないで、安心
あざみと言えば「あざみの歌」を思い出す
山には山の愁いあり
海には海の悲しみや
ましてこころの花園に
咲きしあざみの花ならば
昭和20年復員してきた当時18歳の横井弘が終戦のつらい体験を持って
霧ヶ峰の八島湿原を歩き、野に咲くあざみの花に
自ら思いを抱く理想の女性の姿をだぶらせて謳った
又、井上陽水の「少年時代」にもあざみが出てくる
「夏が過ぎ風あざみ~」
風があざみに吹いて揺らしているという情景を
一語で言い当てた井上陽水の造語
実はあざみはスコットランドの国花だ
ノルウェーの侵攻からそのトゲによって外敵から国土を守ったとされた。
そしてベランダには苔も生えている
岩戸地表に長く放置されたときに生え、耕すなどすると育たない
苔はあざみに比べて生きるのは納得だ
花言葉は母性愛、信頼、孤独、物思い
そうだ。
苔は国歌「君が代」に出てくる
君が代は 千代に八千代に
さざれ石の いわおとなりて
苔のむすまで
「苔むす」とはその状態が長く続いてきたことを示している。