スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

あざみと苔

2014-08-01 07:46:46 | 自然

会社ベランダのわずかな土の部分から1本の「あざみ」が花をつけた。

すごい生命力に驚いた。

根が冬越しする他、綿毛(冠毛)についた果実が風に飛散して増えるそうだ

受粉は昆虫による。

たぶん種が風で飛んできたのだろう。

「あざみ」はキク科で別名刺草と言う

花色は赤紫色や紫色、トゲが多く、さわるととても痛い。痛い草の代表だ

名前の由来はアザム(傷つける。驚きあきれるの意)

から来ている所からもわかる。

花言葉は独立、厳格、復讐、満足、触れないで、安心

あざみと言えば「あざみの歌」を思い出す

山には山の愁いあり

海には海の悲しみや

ましてこころの花園に

咲きしあざみの花ならば

昭和20年復員してきた当時18歳の横井弘が終戦のつらい体験を持って

霧ヶ峰の八島湿原を歩き、野に咲くあざみの花に

自ら思いを抱く理想の女性の姿をだぶらせて謳った

又、井上陽水の「少年時代」にもあざみが出てくる

「夏が過ぎ風あざみ~」

風があざみに吹いて揺らしているという情景を

一語で言い当てた井上陽水の造語

実はあざみはスコットランドの国花だ

ノルウェーの侵攻からそのトゲによって外敵から国土を守ったとされた。

そしてベランダには苔も生えている

岩戸地表に長く放置されたときに生え、耕すなどすると育たない

苔はあざみに比べて生きるのは納得だ

花言葉は母性愛、信頼、孤独、物思い

そうだ。

苔は国歌「君が代」に出てくる

君が代は 千代に八千代に

さざれ石の いわおとなりて

苔のむすまで

「苔むす」とはその状態が長く続いてきたことを示している。