スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

経済ジャーナリスト  財部誠一氏

2014-02-26 07:56:47 | レポ

財部氏は昭和31年、東京生、慶大法学部卒後、野村証券に入社

当社から極く近くの野村証券独身寮に一時住んでいた

3年後に退社。その後出版社に勤務、さらに3年後フリーライターとして活動を始める

TBS「サンデーモーニング」テレビ朝日「サンデープロジェクト」

最近ではテレビ東京「未来世紀ジパング」等、テレビに多数出演している

では、講演の一端をご紹介いたします。

・日本経済を見る時、アベノミックスとはなんぞや?

マスコミは意図的報道をやりすぎで全体像を報道する姿勢に欠けている

全体像から判断すると結論は

一言

「脱デフレ」に尽きる

・アベノミックスの最も重要な政策は即効性のある

第一の矢「異次元の金融政策」だ

第二の矢「財政出動」は飛んだのは2013年9月から。マスコミ等は第三の矢

「成長戦略」が最も大事でまだ実感ができないと言っているがバカか。

これは5年、10年、15年かかり粛々とやるしかない

マスコミはこの時間軸の差が理解していない

・賃金所得が上がっていないと言うが、今年の春闘がはじめてでここからスタート

これは企業の実体システムがわかっていない議論だ

・日本経済は確実に良くなっている

氏の信頼できるデーターの一つとして東海道新幹線の乗車率をチェックしているが

2013年上期で+4%

ここ数年無かった事で人が動くようになった、日本の体温がわかる。

・円安の評価は過少すぎる。100円前後のレートは心地の良い水準だ

菅官房長官とは妙な信頼関係のある付き合いだが

アベノミックスの正しい理解はグローバルな政策による

日米同盟が担保となっている、歴史的に為替レートはアメリカの意向で決まる

政治的バーター取引の日米共同作業だ

・アベノミックスによって現実は何倍もの変化が起きている

様変わりだ。家電業界の変化は「家電は既に消えた」という程すごい

ソニーはTVをやめられなくパナソニックはBtoCを止めBtoBに

シャープは中国、韓国の下請けで生きていく選択をした

片や、日立、東芝は社会インフラビジネスに活路を求め、成果を出している

・そこへアイリスオーヤマ(仙台)が家電製品を作るようになった

ホームセンターのプレイヤーがねじれてサプライチェーンの中で

P,Bを売るようになった

業界秩序を変えるイノベーションが各企業で今起こっている

・スマホは誰でも作れるようになった

サムスン、アップルは数年後ダメになる

・三越伊勢丹が素晴らしいビジネスモデルを作った

従来のデパートは残ったら全量買取といった

無責任ビジネスであったが

三越伊勢丹はお客がほしいものが無かったら

造ってしまうといった「製造小売業」の世界に入った

例として浅草の零細靴メーカーと組んで「ビーワン」

というブランディング靴の販売を始め大変な反響との事。

・人類の歴史を振り返るとき、変化のキッカケは新規参入者が起こしている

そうゆう点では多いなるチャンスが今来ている

・そして財部氏はこの13年間で日本人のクオリティーが落ちたと気になる指摘をした