武蔵野うどん 澤村
戸田市大字美女木1323-6
TEL 048-424-7676
営業時間 11:00~16:00 駐車場 有
前店の場所が土地売却、建物取り壊しの為この地にパワーアップして
移転してきた。前店より麺専門工房で直販もしている会社
澤村製麺所を全面に出している。店舗もかなり大型化し、
ロケーションからして、車で来店する客が多いことを見越して
駐車場も相当台数がある。しかしそれ以上にお客が多くこの日は満車になっていた。
ご覧のように新店は新幹線、埼京線の高架下、写真を見ると
自転車で来る客も多い様だ。入口玄関の扉はばか大きくとても
うどん専門店とは思えない重厚な扉でビックリした。
ある意味うまい場所にオープンしたものだと思った。
オープンは今年2月5日、赤チョークで「浦和澤村の移転リニューアル
オープンです!」との書き込み。営業時間は今の所
夜は営業しておらず、日中11:00~16:00迄は営業しっぱなしの様だ。
店内に入るとさらにビックリ。まるで体育館の様な広さ。
天井高も高く、おしゃれでモダンなうどん屋さんに変身していた。
この移転リニューアルオープンは相当な路線変更、明確なコンセプト
ベンチャー的決断をオーナーはしたナーと感服した。
席数はカウンター席16席、テーブル席はなんと58席、その内
12席座れる大テーブルが2つある。床はコンクリート仕上げで
一面の壁は全面ガラス張りでオープンで明るい。
BGMもモダンクラシックが流れていて、とてもうどん屋さんとは思えない雰囲気だ。
入口を入った所にはさいたま市内産の地野菜がディスプレーされ、
その奥の広い部屋が製麺所になっている。
当店は毎日店内で作る自家製麺工房としての麺専門工場設備を
完備していることを一つの売りにしている。
厨房も前店と違ってオープンキッチンにし、そして当然店の規模からしてすごく広い。
オープン準備にあたって人材の確保はさぞ大変だったことだろう。
ご覧のように天井の仕上げもスケルトン。これだけを見ると、工場、
倉庫仕様だが、今このデザインがかえってモダンさの印象を
伝えるものがある。鉄道高架のRC打放しの太い柱も他店では
真似できない特色になっている。
前店はうどん薬味はテーブルに置いてあったが、当店は大規模店に
成った為かセルフ方式を採用。種類も揚げ玉、揚げエシャレットが加わり、
5種類の薬味、場所も2ヶ所ある。これだけでもエンターテイメント性があり、楽しい。
メニューは前店と変わっていないが、よく比較すると肉汁うどんは
前店が780円だったと思うが、並盛が680円、大盛が780円になっていた。
又、目に付いたのが近日販売の牛とろぶっかけ、冷980円。
これは暑くなったら是非食してみたい。今回なんといっても変わったのが
券売機システムが無くなったということだ。これは嬉しいことだ。
もし券売機システムを続けていたら、そこは大渋滞になっただろう。
本日のごはんはA・宝玉たまごの卵かけごはん290円、
B・牛しぐれ煮の小丼280円、C・小海老と野菜の小天丼380円。
どれも魅力的なサイドメニューだ。しかしうどんだけでも
ボリュームがあるうえ、これを付けると完全に満腹を越え、
確実に体重はオーバーしそうだ。又、春野菜の天ぷら、
春菊の天ぷら80円、アスパラと新玉ねぎのかき揚げ180円も好奇心をかきたてる。
Aのたまごかけご飯は深谷の卵農場田中農場のものを使用。
濃厚でコクのある卵を仕込んだ。そしてオススメは甘生姜たまかけ
生七味たまかけ、ゆず湯たまかけだそうだ。
久し振りの武蔵野うどんさんということで定番の肉汁うどん
並盛680円を若い女性ウエイターに直にオーダー。
当店のうどんは極太。全粒粉を混ぜ込んだ、コシの強い太麺が特徴。
実食してみると、店が変わって味が変わったかな?という
心配はすぐすっ飛んだ。やはりここのは旨いうどんだ。
追加で春野菜の天ぷら80円をオーダー。安いしかもデカイ。
枝から一本まるまるの春菊。好きな野菜だっただけにうれしかったナー。
うどんの出汁にそば湯と同じでこのつけ汁うどん専用の
ゆず湯を入れる。これは傑作です。旨いですヨ。
うどんが茹で上がるまで、周りをキョロキョロしていたら、
他店とは違うモダンなデザインの荷物入れの籠を発見。
安そうな物だがここにもコンセプトから導かれたセンスを感じる。
椅子も同じセンスのカジュアルな物でなかなかグッドだ。
会計レジには15名位だったが長蛇の列。これは改善の余地はありだ。
たまたま自分の席の横で並んでいて気に成ってしまった。
いずれにしても新装オープンした武蔵野うどん澤村さんはうどんの
ワンダーランドに変身し大フィーバーといった感じだった。