今日は、爽やかでいい日でしたね。
僕は、平熱が高いせいで(36度5分)暑さには強いが、クーラーには弱い。
平熱が高いのは、長年やっている仕事のせいだと思う。
夏になると、40度近い室温の中での仕事なので、、そうなったんだと思う。
だから夏は好きです。(だから、って言うのも変な話ですね。笑)
奇跡のパッカーン!
そろそろ次の攻撃が来る頃だ。
僕は立ち上がると、さっきの棒を再び正眼に構え、目を閉じた。
もちろん彼は、言われなくても、今度は僕の右足にしっかりとしがみついている。
敵の気配がものすごいスピードで近づいてくる。
僕は左足を前に出すと、今度は構えを上段に変えた。
「今だーっ」僕は気合と共に棒を振り下ろした。
かすかな手ごたえと共に、右肩に軽い衝撃を受け、右によろめいた。
僕は、棒を左手に持ち、右手で彼を抱き上げると、壁づたいに走った。
地面が平らな事と、棒を持ったほうの手で壁を感じながら走れるので、結構早く走る事ができた。
次の瞬間、僕らは何かにつまづき倒れそうになるのを、ようやく持ちこたえると、振り返り、
しゃがみ込んでみると、なんと、僕らのリュックらしい。
中に手を入れてみると、バットとボール、ペットボトルなどが入っている。ラッキーだ!!
僕はリュックからバットを取り出すと、
「しんくん、ホラこれもってろ。」と、バットを渡した。
あまり意味はないかもしれないが、奇跡は起こるかもしれない。
「よ~し、しんくんこれでヤミクロをやっつけてやる!!」
と言って、バットをぶんぶん振りだした。
しまった、油断していた。彼はバットを振るために僕から少し離れていた。
「バットを振るときは人から離れて振るんだよ。当たったら危ないからね。」と、いつも、言い聞かせている。
強烈な気配と共に、黒い影が彼に近づいて行った。
僕は慌ててリュックをまさぐると、ボールをつかみ出しヤミクロの気配に向かって投げつけた。
「パッカーン」とプラスチックのバットとボールが当たる時のちょっと間抜けな音と同時に、
何とも邪悪で恐ろしい叫び声が、この広間中に響き、こだました。
すぐ側の彼の所に走り寄ると、きつく抱きしめた。
その声が小さくなり、やがて消えると、広間はまた静寂に包まれた。
僕らは、リュックからペットボトルを一本取り出すと(彼のは、なくしてしまった)蓋をはずし
まず彼に渡した。その代わり彼からバットを渡された。そして、飲み終わると僕にペットボトルを渡しながら、
「ヤミクロやっつけた?」と、彼が聞いた。
僕はひと口お茶を飲むと、
「そうだ、2人で力を合わせてやっつけたんだよ。」と、言った。
「もう来ないかな?」
ぼくは、ペットボトルの蓋を閉めながら、
「いや、わからない。とにかく長居は無用だ。早く脱出口を見つけよう。」
そう言うと、ペットボトルをリュックにしまうと、それを背負い、
左手で彼と手をつなぎ、右手に例の棒を持ち、僕らは、壁づたいに歩き出した。
僕は、平熱が高いせいで(36度5分)暑さには強いが、クーラーには弱い。
平熱が高いのは、長年やっている仕事のせいだと思う。
夏になると、40度近い室温の中での仕事なので、、そうなったんだと思う。
だから夏は好きです。(だから、って言うのも変な話ですね。笑)
奇跡のパッカーン!
そろそろ次の攻撃が来る頃だ。
僕は立ち上がると、さっきの棒を再び正眼に構え、目を閉じた。
もちろん彼は、言われなくても、今度は僕の右足にしっかりとしがみついている。
敵の気配がものすごいスピードで近づいてくる。
僕は左足を前に出すと、今度は構えを上段に変えた。
「今だーっ」僕は気合と共に棒を振り下ろした。
かすかな手ごたえと共に、右肩に軽い衝撃を受け、右によろめいた。
僕は、棒を左手に持ち、右手で彼を抱き上げると、壁づたいに走った。
地面が平らな事と、棒を持ったほうの手で壁を感じながら走れるので、結構早く走る事ができた。
次の瞬間、僕らは何かにつまづき倒れそうになるのを、ようやく持ちこたえると、振り返り、
しゃがみ込んでみると、なんと、僕らのリュックらしい。
中に手を入れてみると、バットとボール、ペットボトルなどが入っている。ラッキーだ!!
僕はリュックからバットを取り出すと、
「しんくん、ホラこれもってろ。」と、バットを渡した。
あまり意味はないかもしれないが、奇跡は起こるかもしれない。
「よ~し、しんくんこれでヤミクロをやっつけてやる!!」
と言って、バットをぶんぶん振りだした。
しまった、油断していた。彼はバットを振るために僕から少し離れていた。
「バットを振るときは人から離れて振るんだよ。当たったら危ないからね。」と、いつも、言い聞かせている。
強烈な気配と共に、黒い影が彼に近づいて行った。
僕は慌ててリュックをまさぐると、ボールをつかみ出しヤミクロの気配に向かって投げつけた。
「パッカーン」とプラスチックのバットとボールが当たる時のちょっと間抜けな音と同時に、
何とも邪悪で恐ろしい叫び声が、この広間中に響き、こだました。
すぐ側の彼の所に走り寄ると、きつく抱きしめた。
その声が小さくなり、やがて消えると、広間はまた静寂に包まれた。
僕らは、リュックからペットボトルを一本取り出すと(彼のは、なくしてしまった)蓋をはずし
まず彼に渡した。その代わり彼からバットを渡された。そして、飲み終わると僕にペットボトルを渡しながら、
「ヤミクロやっつけた?」と、彼が聞いた。
僕はひと口お茶を飲むと、
「そうだ、2人で力を合わせてやっつけたんだよ。」と、言った。
「もう来ないかな?」
ぼくは、ペットボトルの蓋を閉めながら、
「いや、わからない。とにかく長居は無用だ。早く脱出口を見つけよう。」
そう言うと、ペットボトルをリュックにしまうと、それを背負い、
左手で彼と手をつなぎ、右手に例の棒を持ち、僕らは、壁づたいに歩き出した。