1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

親切君のこと

2011年10月28日 | Weblog
しんせつ君です。
今朝、仕事に行く電車で遭遇しました。

ぎゅうぎゅう詰めではないものの、ある程度混雑した朝の東海道線。
斜め前に座っていた男性(サラリーマン風、推定年齢27歳)が、私の隣に立っていた女性になにやら声をかけました。
どうやら、席を譲ろうとしたようです。
女性は、だいじょうぶです、と辞退。

しばらくして。

車内が暑かったので、私は上着を脱ごうとしました。
例の彼が、私の荷物をちょいちょいと引っ張ります。
持ちましょうか?
というような表情。
まぁいろいろ親切な人なのね、と思いつつ、だいじょうぶです、と辞退。

しばらくして。

例の彼が隣に座って寝ている女性の肩をたたいて起こしました。
あなたはどこで降りるの?川崎に着きましたよ、のようなことを言っている様子。
起こされた人は、驚きながらも、品川(次の駅)です、ありがとうございます、と返事。
ここまでくると、親切を通り越してお節介では・・・。

しばらくして。

再度私の隣の人に席を譲ろうとする親切君。
なぜそんなに。
どうしても譲りたいなら、席を立てばその人も座るかもしれないのに。

しばらくして。

品川に到着。
例の起こされた人が下車。
私の隣に立っていた女性も下車。
親切君、私に
ほら、ここが空きましたよ、どうぞどうぞ、というアクション。

どうも、と私が座るなり、やたらしゃべりかけてくる親切君。

「きれいな顔してますね」

え、いきなり?
そうですか、どうも

「どこで降りるの?」

え、一体なぜ?
新橋です

「じゃ、一緒に降りよう」

えー・・・これはなんかまずい感じの人だ、きっと。

そうこうするうちに新橋に到着。

「上着、持ってあげましょう」

いや、着ますから

「着たら、かっこいいでしょうね」

はぁ、そうですか

一緒に降りたら面倒くさそうなので、停車時間のあいだゆっくり上着を着てやり過ごしました。
ホームにいたらいやだな、と思ったけれど、姿はなかったです。
他の人に親切にしていたのかもしれません。

という、不思議な人に会った話でした。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする