高齢化社会になり認知症の増加が社会問題になっている。患者の介護は大変で家族も振り回される。認知症の一種ともいえるアルツハイマー病では脳内の神経細胞が破壊されて脳が委縮する。Bアミロイドというたんぱく質が蓄積し、脳内の海馬と周辺の神経細胞の働きが悪くなる。海馬は新しい記憶を形成する役割があり委縮すると記憶障害が起きる。記憶障害は最近経験したことを忘れる。過去の記憶は失われていない。5分前の出来事は覚えていないが、子供のころの記憶などは残っている。物忘れが多くなったというが実は新しいことを記憶していないのです。認知症は脳の神経細胞が減ってしまい、社会的役割が果たせなくなる状態のことです。日々の家事はできる主婦が娘に依頼されたことを覚えていなかったり、同じものをいくつも買ってしまうのは認知症です。しまい込んだものを盗まれたと思います。日本では認知症の7割がアルツハイマー病です。認知症の症状になる他の病気としてパーキンソン病に似たレビ―小体症やピック病があります。アルツハイマー病の薬として塩酸ドネぺジルがあります。最近はメマンチンがよくつかわれます。患者は怒鳴り合いなどの大きな感情の出来事は覚えています。閉じ込めてしまうのはいけません。だれでもなる病気なのです。認知症が進むと恐怖感がなくなります。火事や大地震でも平然としていて逃げないので命をなくす危険があります。歌や家事で口や手を使う人はBアミロイドが脳に蓄積していても認知症になりません。表現行動である絵を描いたり編み物をしたり園芸をしたりすると脳が活性化されて正常でいられます。だれでも認知症になるという前提で協力して支援できる社会を作る必要がありそうです。
テレビで軽井沢をめぐる旅の番組を見た。北軽井沢のイギリスのチューダー朝の建物をモデルにした大きなホテルに1泊12300円で泊り、森の中のホテルでバイキング料理を食べる。近くに遊園地のような施設もあり、家族子供連れでも楽しめる。夜の探検もありカブトムシが100匹飼われている昆虫エリアを見る。ショッピングを楽しめる施設もできた。おいしいパンを焼いて売っている。鯉のいる池もある。浅間山が噴火して出てきた溶岩が数キロも連なっている鬼押し出しというエリアでは、火山の爆発のすさまじさを感じる。旧軽井沢の中心街の通りをめぐる。天皇陛下と美智子さまがテニスを楽しまれたので有名なテニスコートを見る。軽井沢駅前のプリンスホテルのショッピングモールで土産を買う。楽しい夏休みをした気分になった。
太平洋戦争に敗北し降伏した日本は1945年から米国を中心とした連合軍の占領下にはいった。当時の写真を見ると、国会議事堂の庭も畑にされて食料増産に励んでいた。上野駅の地下道はホームレスのたまり場になっていた。闇市ができてにぎわった。皆疲れ切り、他人を気遣う余裕がなくなっていた。子供は売春婦のパンパンをまねた遊びをしていた。住宅難で、バスを住宅にして住んでいた。日本橋の道路の中央分離帯が麦畑にされ、農作業が行われた。電灯はなく、ランプのともしびが頼りの生活だった。テレビは1951年に実験放送が始まり、1953年に本放送が始まったが受信機は普及していなかった。戦災孤児が増えて、さつまいもを食べて飢えをしのいだ。連合軍は脱脂粉乳を飲ませ、しらみを駆除するためにDDTを散布した。ファシズムの象徴だといって連合軍に禁止されていたラジオ体操が復活した。飲み屋もできたが、カストリ焼酎という粗悪な密造酒が出回った。1946年にサントリーウイスキーがトリスを発売してハイボールブームが起きた。台風などの災害も日本を襲った。占領時代に占領軍兵士と結婚して米国などに渡る戦争花嫁も多かったという。敗戦となると大変な社会になるようだ。
世の中の大人の男の夜遊びはどうなっているのだろう。雑誌で見ると、オーソドックスな銀座のキャバレーや料亭でのお座敷遊び、釣り堀、カヤック、ディスコ、モデルガンを撃ちあうサバイバルゲーム、座禅、バー、囲碁、将棋、ゲーム機、ミニ4駆レース、卓球、鉄道レイアウト、ジャズ喫茶などがあるようだ。大部分の人は家でテレビを見たり、音楽を聴いたりしているのだろう。