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社長と社員の年収格差拡大。年収1位は日産のカルロスゴ―ン社長で10億3500万円。

2015-07-28 14:28:37 | Weblog
 年間で報酬を1億円以上もらう上場企業の役員は400人を超えている。役員と社員の報酬格差は広がっている。企業は社員の給料を上げると人件費コストが増加するので、なかなか給料を上げない。役員報酬は基本報酬と会社の業績と連動した賞与で、自社株を割安で買えるストックオプションという権利で受け取ることが多い。役員と社員の収入格差が大きいと役員になれない中間管理職のやる気がなくなるという。
 役員報酬の上位を見ると、1位が日産自動車のカルロス・ゴ―ン社長で10億3500万円、2位がユニバーサルエンタ―テイメントの岡田会長で9億5400万円、3位は日本調剤の三津社長で6億5500万円、4位が信越化学の金川会長で5億3800万円、5位がファナックの稲葉社長で4億8600万円、6位がセガサミーホールディングスの里見冶会長で4億7600万円、7位が電通のティモシー執行役員で4億2100万円、8位が三共の毒島会長で4億2000万円、9位がエイベックスの松浦社長で3億8400万円、10位がトヨタ自動車の豊田社長で3億5100万円だという。米国の上位350社の社長の平均年間報酬は1520万ドル約18億円で社員の平均年収の300倍だったという。自由と平等の国といわれる米国だが収入格差が拡大しすぎているようだ。