MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

安全保障法案が衆院特別委員会で可決された。自衛隊の活動が拡大する。世界に出動か。日本が危なくなる。

2015-07-15 15:20:44 | Weblog
安全保障関連法案を審議していた衆院特別委員会で法案が採決され可決された。16日の衆議院本会議で法案を可決するという。多くの憲法学者が法案を憲法違反だとしているが、与党自民党と公明党は採決に踏み切った。法案が成立すると自衛隊の活動範囲は拡大する。戦争ではないグレーゾーン事態では、日本を狙ってミサイルが発射準備になったり、離島で軍事的緊張が高まる時に米軍や、オーストラリア軍を自衛隊が警護できるという。今までは米軍から要望があっても自衛隊は出動をためらっていた。在外邦人の保護については外務大臣から要請があった場合、防衛大臣は首相の承認を得て自衛隊を出動させ武器使用を含む保護措置を実行させることができるようになる。現在は米軍は特殊部隊が出動して人質を助けようとする。自衛隊は出動しないが邦人の輸送はできるという。1991年の湾岸戦争ではイラクが機雷を敷設し、海上交通路が脅かされた。海賊も横行し、中国も南シナ海の岩礁を埋め立てて基地を造成している。航行の自由が脅かされている。世界は平和を愛する諸国民ばかりではない。日本の輸出入の99%が海上輸送に依存しているので、中東から、インド洋、南シナ海から日本に至る13000kmの海上交通路シーレーンを安全にすることが大事だ。沿岸国と協力して安全を維持しなければならないだろう。