MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

日本社会の所得格差拡大。若者、女性、高齢者が貧困化。社会保障削減、増税で困る。

2015-07-19 19:05:23 | Weblog
 テレビで現代の日本社会の所得格差拡大の話を聴いた。高齢化して定年などで会社をやめた高齢者が貧困化している。年金が少なくて月に12万円しかなく生活できないと怒って、新幹線の中でガソリンをかぶって焼身自殺して抗議する人も出ている。社長になれた人は年収2000万以上もらえるが、定年になった人は年間200万円程度の年金生活の高齢者が多くなって、同年齢でも格差ができている。正規社員とバイトなどの非正規社員との格差もある。女性、若者、高齢者が低収入で困っている。規制緩和で競争状態になり、解雇が容易になり、上司の気に入らない人や弱い人が辞めさせられ、人事好みの人は仕事を続けることになる。日本の最低賃金は先進国としては低い。昔は若者は親が、女性は夫が生活費を出してバイト代は遊ぶためのおこづかいだったが、最近は親の支援がなく月10万円ぐらいのバイト収入だけで生活する若者や、離婚した女性が増え貧困化しているという。
 所得を再配分して格差をなくす仕組みとして、所得税、社会保障、年金、医療費、介護費補助などがある。消費税を増やすと低所得者に負担が多くなる。結果の平等が大事だが、最近は親が上流階層だと子供も上流階層に入る。いい大学に入り大企業に就職し高所得を得られる。政治家も、医者も2代目、3代目が継ぐようになっているという。社会階層が固定化しそうだ。