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日本の戦後政治。1945年敗戦。1952年独立。1960年代経済成長。バブル崩壊。構造改革。

2015-07-20 12:42:53 | 社会
 テレビで日本の戦後政治の歴史を見た。1945年に日本は太平洋戦争に敗れ、米国などの連合国軍に占領され、連合軍総司令部のマッカーサー元帥の統治する国になリ、民主的な日本国憲法が作られた。日本の首相は元イギリス大使の吉田茂で1952年のサンフランシスコ講和会議で日本は独立したが、日米安全保障を結び、米ソ対立で共産主義と資本主義が対立する時代に資本主義の米国側についた。岸首相は戦前の日本帝国主義時代の大臣で戦犯として服役していたが、政界に返り咲き首相になった。しかし1960年の日米安保条約反対の運動が高まり、混乱を収拾するために辞任した。60年代は所得倍増、高度経済成長路線をかかげた池田が首相になった。岸首相の弟の佐藤首相は沖縄返還を実現した。田中氏は日本列島改造計画を打ち出し、日本中に道路工事を拡大し、公共事業で地方を豊かにしようとした。道路公団は民営化され、自宅には各地から陳情団が集まり、利権誘導の政治の仕組みができた。田中はロッキード事件で辞め、自民党の派閥中心の政治がおこなわれた。1990年ごろにバブルがはじけ、冷戦が終わり、小泉氏が自民党をぶっ壊すといって人気を集め、かえって自民党が小選挙区制で議席を増やした。小泉氏は構造改革、郵政民営化をかかげて選挙に勝ち、英国のサッチャー首相や米国のレーガン大統領の行った新自由主義の政策で、富裕層を優遇し、福祉削減の政策を行った。多くの企業が倒産しリストラで失業者や貧困層が増えた。民主党が一時政権を握って、官僚の無駄遣いを追求したが、数年で自民党政権に戻った。岸首相の孫の安倍氏が首相になり戦前に回帰する政策になり、自主憲法制定を目指して、閣議で憲法9条の戦争放棄の解釈を変え、戦争ができる国にしようとして安保法案を議会に提出し、衆議院を通した。しかし内閣支持率は37%に下がり、反対が46%になった。今後の展開が注目される。