MA社会研究所情報

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海上自衛隊。中国の海洋進出、北朝鮮のミサイル、ロシアの脅威。米国の力の低下で海自の役が増える。

2015-07-27 13:04:38 | Weblog
 中国の海軍力の増強と海洋進出、北朝鮮のミサイルと核爆弾の開発、ロシアの軍事力強化に対して、米国の力の低下という状況で、海上自衛隊の役割は大きく変化しようとしている。すでに2009年以降海賊対策で中東アフリカのソマリア沖・アデン湾に護衛艦2隻、哨戒機2機を派遣してジプチを航空部隊の基地にしている。常時6隻の護衛艦を従事させなければならず大きな負担になっている。海上自衛隊は増加する任務に対応してきたが、人員不足で3600人不足している。OBの活用が期待される。日本は貿易量の99%を海上輸送に依存している。海上自衛隊は海上貿易路シーレーンを守らなければならない。海上自衛隊の装備を見ると、護衛艦が54隻、潜水艦が16隻、掃海艇が20隻、輸送艦が3隻、補給艦が5隻、哨戒機が69機、ヘリコプターが86機ぐらいで、航空母艦のようなヘリコプター搭載護衛艦もできている。
 戦争になれば多くの艦船が撃沈され航空機が撃墜され、多くの死傷者が出る。海上自衛隊だけでは世界中の海上交通路を守ることはできないので、戦争を抑止することが大事だろう。海上自衛隊は大災害にも出動することが期待されるだろう。