MA社会研究所情報

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両国は相撲の街、日本橋はデパートの街、神田は古書の街。

2014-05-23 15:17:35 | Weblog
 両国には関東大震災の犠牲者を祀った慰霊堂があります。そこは陸軍の被服工廠の空き地で震災で多くの犠牲者が出ました。この場所は江戸時代は御竹蔵と呼ばれ、建物に使う膨大な竹を保管していました。現在は国技館や江戸東京博物館がたっています。隅田川の両岸は江戸時代の繁華街で、見世物小屋が立ち並び、風俗店もありました。川沿いには水戸徳川家の屋敷がありましたが、明治時代には金融王の安田善次郎の所有になり、安田庭園が残っています。丸いドーム状の旧国技館は辰野金吾の設計で、プロレスで有名でした。日大講堂になりましたが、昭和58年に解体されました。
 日本橋のデパートはおめかしして母に連れられて行くところでした。三越、白木屋、高島屋を回りおこさまランチを食べて、丸善で本を買ってもおらうというコースでした。
 明治初期の神田は無数の私塾が並び、漢学、算術、洋裁の塾もありました。昭和時代は古書店街として有名でしたが、最近はスポーツ用品店も増えているようです。
 両国は相撲の町、日本橋は商人の町、神田は学問の町という伝統があるようです。