MA社会研究所情報

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安保法制懇談会の報告書。憲法改正しないでも解釈で日本が武力行使できるという。日本も戦場に。

2014-05-14 14:49:34 | Weblog
 安倍首相の私的諮問機関「安全保障の法的整備の再構築に関する懇談会」の報告書に関する記事を見た。日本が他国のために武力を使う集団的自衛権の行使は憲法9条の自衛権の範囲内だとした。委員は集団的自衛権行使に賛成の人ばかりだ。安倍首相が選んだ委員ばかりで結論はわかっている。憲法改正を国民に選挙で問うのではなく、憲法の解釈で首相が独断で武力行使を命令できることになる。平和憲法があっても戦争を始めてしまう。日本が戦争に参加し、戦闘に巻き込まれ、反撃を受けて日本全土が爆撃され多くの死傷者が出ることになる。核攻撃で大都市が潰滅して太平洋戦争当時のような焼け野原になってしまう恐れがある。憲法骨抜きに反対する人々が国会を包囲するデモをした。委員は戦争に巻き込まれ日本が焼け野原になったり、テロ攻撃を受けるとは思っていないようだ。想定しているケースは公海上で米国の艦船が攻撃を受けた時に日本が反撃する。米国に向かうミサイルの迎撃。日本船が航行する海域の機雷除去という集団的自衛権の発動ケース。国連PKOに参加する他国の後方支援、武器使用などの集団安全保障のケース。グレーゾーンという日本領海に潜航している外国潜水艦への対応。日本の離島に外国の武装難民が上陸占領したケースが考えられている。尖閣諸島での日本と中国の対立、南シナ海での中国とベトナムの巡視船の衝突など現実に起きていることにどう対応するか問題だ。