日本人間ドック学会が4月に発表した新基準では最高血圧は147まで、最低血圧は94までが正常値だという。今までは最高血圧が130以上、最低血圧が85以上を血圧が高いと診断していた。高価な高血圧用の薬を長年飲まされてきた人々は不安と怒りに震えている。患者だけではなく、医者や製薬業界の人も混乱している。高齢者になれば血圧は190でもいいという。高血圧はほっておくのがいいという医者もいる。国民の健康を守るという建前で厳しい基準をつくり、患者を増やして高価な薬を飲ませて巨額の利益を得ている業界がある。制薬会社と研究者、医者がぐるになれば患者を増やして薬を売り、巨額の利益を得ることができる。悪玉コレステロールも従来は119だったが、上限なしで問題ないという。定説が崩れていく。数値にふりまわされる試験勉強の癖が、健康テストでも見られる。点取り虫でポイントを稼ごうとする国民性になっているからだろうか。