英国のサッチャー元首相が8日午前に脳卒中で87歳で亡くなったという。中産階級の出身で自助努力を説き、保守党の党首になり、鉄の女と呼ばれ気が強かった。、1979年に首相に就任し、1990年まで首相を務めた。大きな政府の福祉社会だった不況の英国を構造改革し、リストラして福祉を減らし国営企業を民営化し、小さな政府の競争社会にする政策を行ない、反対する炭坑労働者の組合を弾圧した。格差社会になった。米国のレーガン大統領、日本の中曽根首相や、小泉首相、安倍首相がサッチャ―路線の政治を行った。強固な意志で英国リストラと、アルゼンチンと領有を争ったフォークランド戦争を指導し勝った。英国議会には死を悼んで半旗がかかげられたが、労働者のパブでは祝賀会が行われたという。経営者を優遇して、労働者を弾圧した政治だった。亡くなってもサッチャ―主義の亡霊は生き残っているようだ。