スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

東京 麻布 総本家 更科堀井

2015年01月27日 | 料理/グルメ
江戸っ子だったら蕎麦を嗜む。っていうんで江戸っ子でもないのに東京へ来る度に蕎麦が気になる僕です。火事で焼けた神田のやぶそばは今週中は長期休暇だったし、火曜日が定休日のお店も多いんですね。それならば、麻布十番にある更科蕎麦の老舗、更科堀井へ出かけてお昼をとることにしました。さすがに有名店。開店前から人が並んでいました。12時前にはほとんどの席が埋まっていたので繁盛店なんでしょうね。更科蕎麦は久しぶりです。このお店は開業が江戸時代1789年。実に二百年以上代を重ねて営業しています。蕎麦ッ喰いを称する者は一度は行きたいお店の一つですね。六本木ヒルズが歩いていけるくらい近いのでちょっと驚きでした。その昔、真っ白い上品な更科蕎麦は、江戸城や大名屋敷にも出入りを許されたとかで高級蕎麦の代名詞だったのではないかと思われます。色の黒い蕎麦は田舎蕎麦と呼んで、薄い色のせいろ蕎麦とは区別されてきました。せいろは町民(都会人)の蕎麦というわけです。その中でも殻や甘皮を取り除き、白く透き通るように仕上げた更科蕎麦は別格なのでしょう。この店では、「さらしな」の他に、「もり」、「太打ち」、「季節のかわりそば」と四種類の蕎麦がいただけます。もちろん「さらしな」(890円大盛り280円増し)にしました。一見そうめんなのかと思うほど蕎麦らしくありませんが、食べればわかる美味しさです。そばつゆも二種類用意されていて、江戸前の辛口が標準ですが「さらしな」と「季節のかわりそば」は専用の甘口になります。しかし、九州の甘ったるいほど強烈な甘口ではなくて、比較すれば甘い方のそばつゆということになります。なるほど。相性もあるのですね。「さらしな」は、喉越しが良い洗練された蕎麦だと思いました。だけど食べ慣れていないいないせいか、僕は普通のせいろか田舎蕎麦を好みます。ここは意見が分かれるところではないでしょうか。田舎に近づくほど香ばしく力強さを味わうことができます。一品料理も選べます。なにしろ麻布ですからね。日本酒を一杯引っ掛けるために立ち寄りたい人も多いと思います。かき揚げ(950円)とそば寿司(930円)もサイドメニューとして注文しました。平らげた後に、蕎麦屋に来たなあ。と思いました。わざわざ出向かなければならないのが非常に残念です。



総本家 更科堀井 公式サイト

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