2013年が始まりました。寒さが厳しい場所もあるでしょうが、我が家の実家のあたりは穏やかでした。冷たい雪が降ることもなく、凍てつく強風が吹き荒れることもなくて。毎年、実家へ帰って親と兄弟兄弟家族に会うことにしています。久しぶりに会うと子供達は成長しているし、大人は歳をとるものだと感じますね。年末は紅白歌合戦をつまみにして鍋を囲んで食事をするのが恒例です。遅くなったクリスマスプレゼントの交換会は子供達の楽しみ。年越し蕎麦は沖縄そばと日本蕎麦の二つを用意して、その両方をいただくことも恒例となっています。カウントダウンをして新年を迎えるとお年玉を配ります。お年玉をもらう時だけは一年で一番いい顔するのは我が子かな。毎年同じことして飽き飽きしてるのは本音ですが、子供達には重要なイベントなんでしょうし、家族が揃うのも一年で一回しかないわけでそれはそれで意義を認めています。ここ数年、お年玉を渡した後に出かけるところがあります。実家のすぐとなりの神社です。有名ではないけど古い神社でこの地区では社格が高い方です。年越しにはかがり火を焚いて人が集まってくるので初詣に行きます。鈴を鳴らして賽銭を放り投げ、柏手を打ち神様に新年の挨拶をしました。神主もいなければおみくじも引けませんが、どこからかスタッフが現れお神酒を配ってくれます。一杯いただきました。寒い夜空を見上げながら、冷や酒は身体が冷えますがかがり火にあたれば何とかなります。すでにお酒を飲んで酔っぱらっているので追い酒になりますね。子供の頃は毎年のように来ていました。お神酒を飲むことはなかったですが。大人になってここでお神酒を飲むなんて想像していなかったです。そう言えばこの神社の境内は遊び場でした。落とし穴を掘ったり、木に登ったり、広場で野球をしたりしていました。大人になってこうしてやって来るなんて何か不思議です。かがり火は何とも言えない神秘的な燃え方をしているように思えました。じっと見つめると神妙な気分になってきます。今年はどんな年になるのでしょうか。
