結構私立探偵ものって好きなのである。子供時分は将来探偵になりたいなんて思っていたものだ。少年探偵団ごっこなんかして、よく遊んでいたネ。
初めての作家、保科昌彦。今回は何とオンラインゲームの中で誘拐に遭う事件と実際のこの世の事件とか交錯する何ともスゴイ現代ならではのミステリーである。
最初結構面白からず、もたもたしていたので読むのをやめようかなあと思ったとたん、俄然面白くなってくる。それからは一 . . . 本文を読む
青春快活ミステリーといったらいいのかな、楽しみにしているシリーズものである。長編では三作目。ぐっと推理が本格モノになっている。ちょっとしたエラリー・クイーン張りである。楽しくにこにこしながらページを繰る。
取り巻く環境の学内スケッチ描写も楽しくおおらかで、しかも探偵天馬の秘密の過去も語られるといったゾクゾクものであります。
でもミステリーファンからすれば、意外な犯人(というか、ほとんど印象のな . . . 本文を読む
総勢19名出演。幕が開いた時から先ほどまで憂鬱だった自分を忘れさせるほどの解放感、躍動感、至福感。スゴイ。
何たってとても楽しませてくれる。だって、女優陣みんなきれいでかわいい。しかも演技は達者者ばかり。受ける男優陣もイケメン多く(?)女性客はとても楽しめるかも。19名みんな最高の演技。これで舞台が盛り上がらないはずがない。
「かのうとおっさん」、もういつも見ておりますが今回は特に素晴らしかっ . . . 本文を読む
相変わらずの全力投球の熱闘劇団だ。今回もマラソンで全員が走り回っている。汗が舞い、熱気がほとばしる。
ちょっとした設定にとある町の崩壊しかけた姿を映し出す。それは紛れもない今の日本の姿だ。町から出て大都会に行き成功はしたものの、うまくいかず町に舞い戻って来た者。劇団を起こし毎日練習するも、愛する妻に家計を負っている者。公務員として町の営みに任じている者。そこにはいろんな人たちがいる。
みんな毎 . . . 本文を読む
ミステリーといえどなんでもあり破壊的ミステリーという触れ込みです。面白いといえば面白いが、ここまで何でも許しちゃうと、もはやミステリーとは言えないのではないか、なんて(意外とミステリーに関しては硬い)吾輩は思っちゃいます。
でも読みやすい。4編の連作(180頁)なんですが、1時間半もあれば読破しちゃいますね。発想が漫画的で漫画にしちゃったら面白いだろうなあと思っていたら、実際もう漫画になっている . . . 本文を読む