セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 79本、 演劇 51本

新しい橋(城山羊の会)作・脚本山内ケンジ 90点

2008-02-12 20:21:56 | 演劇遍歴
登場人物6人程度のシリアスでいておかしいそれでいてしっとりとした大人の舞台である。声が小さいときでもセリフがはっきりと聞こえる。さすが深浦加奈子は長けている。完全に役をものにしている。 人妻でありながら、目黒で昼間は売春をしているのだ。少々鬱でもあるらしい雰囲気。夫は会社でも家でもDVを巻き散らすいい加減な男らしい。しかも社内では若い女と浮気をしている。 妹夫婦が家にきて、夫の部下も偶然一緒になる . . . 本文を読む
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Sheep fucker's exit(ツマヅキノイシ) 作スエヒロケイスケ 70点

2008-02-12 18:54:45 | 演劇遍歴
久々の下北沢スズナリでの上演。前から2番目の中央でいい席だった。背もたれもありいい環境で鑑賞するころができた。話は少々ややこしい、詐欺話を基調とした世話話風風刺ものだ。登場人物も多く、しかも専門用語での言葉のやり取りに少々ついていくのがきつい時間もあったが、それは彼ら達者な演技ですぐ魅力的な楽しい開放的な舞台に気持もわくわくする。ファーストシーンと、ラストシーンのリフレインは自ずから分かってくるが . . . 本文を読む
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パルス (2006/米)(ジム・ソンゼロ) 65点

2008-02-12 18:32:08 | 映画遍歴
黒沢清「回路」のリメイクと聞けば、そりゃあ気になって映画館にすぐ馳せ参じます。でも、ほとんど、「回路」とは異質の明快なハリウッドホラーに変質しており、まったく別個の映画と考えてもいいのではないか、と思われるほど。 黒澤映画では存在自体の恐怖というか、現代的テーマをでーんと構えていたが、回線や無線を通して侵入していくといったお決まりの通常のホラー映画に成り下がっている。そこには存在への恐れといった . . . 本文を読む
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