クォン・サンウとユ・ジテのファンからすれば楽しい演技合戦。ストーリーも中盤からあっと驚く展開になるので映画的楽しさを倍増させる。かなり脚本に手が入っている。
クォン・サンウはむさい服装で勝負しているので、いつもとは全く違い、甘さが消えている。ここまでは努力しているなあという演技。
しかし、後半から演技にのりが出てきて凄みさえ見せる。これは思わなかった収穫。特に母親の葬式でこの映画でははじめて喪服( . . . 本文を読む
入隊当初は自由の国アメリカとは思えない軍隊式スパルタ教育。人間性の喪失から軍隊は始まる。配属先も初対面から札付きの悪ばっかり。という、なんでもない青年が戦争高揚心を持ちつ戦場に行くさまがごく普通に描かれる。演出も機敏で冴えている。
クェートに着いてから何もない日常が描かれるがまあそんなものだろう。このあたりは映画的でなくリアルでよろしい。
だんだん戦局が迫ってくるあたりから戦争の現実が目に前に迫っ . . . 本文を読む