Sightsong

自縄自縛日記

ポール・リットン+ケン・ヴァンダーマーク『English Suites』

2019-01-26 09:42:03 | アヴァンギャルド・ジャズ

ポール・リットン+ケン・ヴァンダーマーク『English Suites』(Wobbly Rail、1999年)を聴く。

Paul Lytton (ds, perc, live electronics)
Ken Vandermark (reeds)

何の大作感もない、シカゴとベルギーでのライヴ2枚組。敢えて特別なコンセプトを出さなくても、かれらのいつものプレイで充実したものになるという証拠のようなものだ。

ポール・リットンはドライな音であれこれを使ってあれこれを叩き、たわませる。ドライでスピーディであるだけにその面白さが際立ってくる。そしてケン・ヴァンダーマークはオーソドックスに見えてレンジの極広さと音のバカでかさを両立させる。ライヴに立ち会ったならおそらくずっと飽きることなく凝視していられる。

●ポール・リットン
シュリッペンバッハ・トリオ+高瀬アキ「冬の旅:日本編」@座・高円寺(2018年)
ガイ+クリスペル+リットン『Deep Memory』(2015年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+ジョン・ブッチャー+ポール・リットン『Nachitigall』(2013年)
ネイト・ウーリー『Seven Storey Mountain III and IV』(2011、13年)

●ケン・ヴァンダーマーク
ネイト・ウーリー+ケン・ヴァンダーマーク『East by Northwest』、『All Directions Home』(2015年)
ポール・ニルセン・ラヴ+ケン・ヴァンダーマーク@新宿ピットイン(2011年)
ペーター・ブロッツマンの映像『Concert for Fukushima / Wels 2011』(2011年)
ペーター・ブロッツマンの映像『Soldier of the Road』(2011年)
4 Corners『Alive in Lisbon』(2007年)
スクール・デイズ『In Our Times』(2001年)
ジョー・モリス w/ DKVトリオ『deep telling』(1998年)


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