Sightsong

自縄自縛日記

加納奈実@本八幡cooljojo

2019-01-27 23:08:52 | アヴァンギャルド・ジャズ

本八幡のcooljojo昼の部(2019/1/27)。

Nami Kano 加納奈実 (as, ss, fl)
Mamoru Ishida 石田衛 (p)
Tomokazu Sugimoto 杉本智和 (b)
Sota Kira 吉良創太 (ds)

気になってはいたがはじめてその音を聴く。グロリア・エステファンが歌ったという冒頭曲のアルトから、ちょっとスモーキーで鳴っていてとても気持ちが良い。キース・ジャレットの「Treasure Island」ではソプラノを吹き、これがまた味が異なっていて愉しい。

選曲は幅広く、ロバータ・フラックが歌った「In the Name of Love」や「The First Time I Saw Your Face」なんて嬉しくなってしまう。これらの曲では、杉本さんはエレキベースを使った。そのエレベも、ミンガスの「Orange Was The Color of Her Dress...」などでのコントラバスも、音域やアプローチが実にセクシーで色っぽい。同じ音を執拗に繰り返すプレイにも惹かれる。氏のプレイで印象深いのは菊地雅章『On The Move』だが、また聴きなおしたいところ。

ドラムスの吉良創太は常に存在感を発揮していた。ジャコパスの「3 Views of A Secret」などでの幅広く散らす感覚、「The First Time I Saw Your Face」においてマレットでシンバルから音の雲を作りだすところなんて見事だった。またピアノの石田さんはノスタルジックな領域から鮮やかに工夫する領域まで幅広く、愉しいサウンドに大きく貢献していた。

Fuji X-E2、XF60mmF2.4、7Artisans 12mmF2.8


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