葉山の神奈川県立近代美術館に行ったついでに、目の前の一色海岸で遊ぶ。
たまに持ち出す二眼レフは愉しい。以前にミノルタ・オートコードを使っていて、故あって手放してしまったのだが、下を向いて鷹揚に撮るテンポが忘れられず、いまはヤシカマットを使っている。露出計が入る前の、シンプルなタイプである。レンズの描写は、シャープではあるものの、色がひたすらに地味だ。もともと地味な特性のカラーネガ、FUJI Pro 400だということを差し引いても、色が淡く、少し黄ばんでいる。このカメラには、モノクロか、青っぽく派手な色彩のベルビアなどが合っているかもしれない。ただ、地味なら地味で、そんな個性のカメラと付き合っているというだけの話だ。
すべて、ヤシカマット、FUJI Pro 400、ラボプリント