Sightsong

自縄自縛日記

鉄ペン

2012-12-13 00:29:47 | もろもろ

ペン先がスティールの万年筆は、金のものに比べれば、まるで柔らかくはなくてサリサリの書き味である。うまくいけば、油性やゲルインクのボールペンよりも快適に、しかも精細な字を書くことができる。しかし、当たりはずれがあるようだ。

ファーバーカステル(ドイツ)の「ルーム」。つくりが細やかで、キャップが尻に気持ちよくはまる。書き味もなかなか。

ラミー(ドイツ)の定番「サファリ」。大きなクリップや面落としした軸など、モダンデザインそのものだ。

すぐにかすれたりしてあと少しでゴミ箱行きだったが、ペンクリニックで診てもらったところ、かなり改善された。

無印良品の千円のアルミ製万年筆。「シンプル・イズ・ザ・ベスト」とはこのことか。つるつる書けて悪くない。ただ、やはりつくりは今ひとつで、キャップを尻にすっきりはめることができない。どうやらOHTOのOEMらしい。ペン先はドイツ・シュミット製。

『サライ』2012年5月号の付録。気がついたときには雑誌が書店から姿を消していて、ネットオークションにて数百円で入手した。ペン先に「HERO」の文字があり、中国の英雄製だとわかる。いまは、ラバンのインク「ビルマの琥珀」を入れ、手帳に仮の用事を書き入れるときなどに使っている。

これもつくりが粗雑で、すぐに軸のネジがゆるむ。また、突然インクが漏れ、大変な思いをした。

『Goods Press』2013年1月号の付録。味もそっけもないが、見た目以上の出来。中国製。

これは吃驚、『MonoMax』2013年1月号の付録は、COACHの万年筆。クリップが根元から動くなど、よくできている。

もう鉄ペンは要らないかな?

●参照
万年筆のペンクリニック
行定勲『クローズド・ノート』(万年筆映画)


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2 コメント

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Unknown (ひまわり博士)
2012-12-23 10:35:50
 ははは、こうなるともう、マニアを超えて病気ですよ。実は、僕も一時変わった(でも安い)万年筆を買い集めたことがありました。しかし、結局使い切れず、インクが乾いてつまったりして、ほとんどがゴミ箱行きです。
 一度は通る道でしょうか。
 唯一シェーファー・デルタグリップという1000円の万年筆が数十年間今でも生きています。これ、ドイツ文字だの楽譜だのが書けるペン先が用意されていて、面白いんです。
 それと、パイロットのVpen、200円ですが案外ばかに出来ません。ただし、使い捨て。
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Unknown (Sightsong)
2012-12-23 23:47:24
ひまわり博士さん
病気ですか・・・これは仕方がありません。励まされて勇気百倍です(諌められた?)。
まあでも商売道具ですから、気持ちよくいろいろ使いたいと思っています。
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