Sightsong

自縄自縛日記

大城美佐子『琉球の風と海と月』

2017-01-17 08:14:16 | 沖縄

大城美佐子『琉球の風と海と月』(2016年)を聴く。

大城美佐子(唄三線)
徳原清文(唄三線)
宮里恵美子(太鼓・囃子)
知念こずえ(唄・太鼓・囃子)

オビには「芸道足掛け60年記念アルバム」と銘打たれている。1962年のシングル盤『片思い』でデビューだというから、初の吹き込みから数えても55年。文字通りのレジェンドである。

何とか記念というと豪華メンバーを大勢揃えた作品にもなりそうなものだが(実際、コンサートではそうなる)、ここではあくまで美佐子先生の唄三線が中心。かつての声から高音の突き刺すような要素が消え、むんむんとした個性が残っている。それでも枯れてはおらず、もはや何を聴いても素晴らしいという領域に入っている。

3曲で参加している徳原清文の甘い声も良い。昨年(2016年)、この唄者の『歌の道50周年記念コンサート 徳原清文の世界・饒辺やからうた会』に行こうかと思っていたのだ。ところが、イランからの帰国便に乗り遅れ、沖縄行きを1週間ずらすことになってしまいコンサートにも行けなかった。ああ惜しい。

●大城美佐子
OKI meets 大城美佐子『北と南』(2012年)
大城美佐子&よなは徹『ふたり唄~ウムイ継承』(2009年)
Leitz Elmarit 90mm/f2.8 で撮る栄町市場と大城美佐子(2007年)
Zeiss Biogon 35mm/f2.0 で撮る「島思い」(2007年)
代官山で大城美佐子を聴いた(2007年)
唄ウムイ 主ン妻節の30年(2007年)
もういちど観たい映画(1) ゴーヤーちゃんぷるー(2006年)
2005年、大城美佐子(2005年)
2004年、大城美佐子(2004年)
高嶺剛『夢幻琉球・つるヘンリー』 けだるいクロスボーダー(1998年)
久高島で記録された嘉手苅林昌『沖縄の魂の行方』(1996年)
知名定男の本土デビュー前のレコード(1975、77年)
大工哲弘『八重山民謡集』(1970年代?)
小浜司『島唄レコード百花繚乱―嘉手苅林昌とその時代』


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