Sightsong

自縄自縛日記

ヨアヒム・バーデンホルスト『Kitakata』

2018-05-12 07:15:40 | アヴァンギャルド・ジャズ

ヨアヒム・バーデンホルスト『Kitakata』(Santé Loisirs、2015年)を聴く。

Joachim Badenhorst (bcl, cl)

2015/11/1-8に、喜多方のあちこちで収録された演奏である。古い手術室、日本酒の原水が湧き出る場所、田んぼ、いろいろ。鳥とのデュオもある。

かれのバスクラもクラも、このような佇まいに象徴されるようにとてもナチュラルであり、構築に向けた力が入っていない。ああ、心が安らぐ。それなのに、ハン・ベニンクのトリオで吹いていたり、オーケストラを率いていたりもするのだ。実にユニークな音楽家でありわたしは大好きである。

今年の最初に訊いたところ、春先の来日はなくなって、11月にでも来れるかなと言っていた。また新たな即興演奏に期待。

●ヨアヒム・バーデンホルスト
Spontaneous Ensemble vol.7@東北沢OTOOTO(2017年)
LAMA+ヨアヒム・バーデンホルスト『Metamorphosis』(2016年)
ハン・ベニンク『Adelante』(2016年)
安田芙充央『Erik Satie / Musique D'Entracte』(2016年)
ダン・ペック+ヨアヒム・バーデンホルスト『The Salt of Deformation』(-2016年)
カラテ・ウリオ・オーケストラ『Garlic & Jazz』(JazzTokyo)(2015年)
カラテ・ウリオ・オーケストラ『Ljubljana』(2015年)
パスカル・ニゲンケンペル『Talking Trash』(2014年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+ジョン・ブッチャー+ポール・リットン『Nachitigall』(2013年)
ハン・ベニンク『Parken』(2009年) 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。