ハン・ベニンクが、御茶ノ水のディスクユニオンJazz Tokyoでインストアライヴをやるというので、いそいそと足を運んだ。
1998年に、「In "F"」(旧店舗の方)でソロ演奏に文字通り驚愕して以来、浅川マキ・山内テツとの共演、ICPオーケストラ、渋谷毅・井野信義とのトリオなどを観た。そうすると、今回はわたしにとって5回目か6回目くらい。
かれは時間前にやってきて、おもむろに着替え始めた。レジェンドが隣でシャツを脱いでいる(笑)。
演奏はスネアひとつに、スティックとブラシ。最初の一叩きは強烈であり、観客がみんなびくりと引く。そして、例によって、足をのっけてみたり、座り込んで床を叩いたり、ニッパー犬の人形と戯れたり(ディスクユニオンではグッズを扱っているのだ)、寝っ転がってみたり。笑いと強靭さとが見事に共存している。冗談たるもの、こうでなければならない。変わらない、素晴らしいハンさん。
終わった後に、DVDのジャケットにサインをいただいた。1998年時と比べ、大幅にシンプルなものになっている。愉快愉快。
今回いただいたサイン
1998年にいただいたサイン
※撮影はNikon V1、30-110mmF3.8-5.6
●参照
ハン・ベニンク『Hazentijd』
ハン・ベニンク キヤノン50mm/f1.8
レオ・キュイパーズ『Heavy Days Are Here Again』
ウェス・モンゴメリーの1965年の映像
ペーター・ブロッツマンの映像『Soldier of the Road』
ペーター・コヴァルトのソロ、デュオ
イレーネ・シュヴァイツァーの映像