Sightsong

自縄自縛日記

ペーター・コヴァルト+ヴィニー・ゴリア『Mythology』

2013-12-07 23:10:23 | アヴァンギャルド・ジャズ

ペーター・コヴァルト+ヴィニー・ゴリア『Mythology』(kadima collective、2000年)を聴く。

Peter Kowald (b)
Vinny Golia (woodwinds)

ペーター・コヴァルトのベースを、わたしは勝手に絹の音だと思っている。ゆったりと構えているときも、激しくスピーディなアタックをみせるときも、いつも、まるで弦が無数の絹で出来ているような印象を受ける。

ここでも、ヴィニー・ゴリアがクラリネット、バスクラ、フルート、サックスと、木管楽器を持ち替えては繰り出すさまざまな音色を受けて、絹の音で相対する。素晴らしいと思う。

ゴリアはマルチ・インストルメンタリストとして活動している人なのだろうか。ヴェテランのようだが、この盤ではじめて演奏を聴いた。まだ、個性をつかめないでいる。

●参照
ペーター・コヴァルトのソロ、デュオ
A.R.ペンクのアートによるフランク・ライト『Run with the Cowboys』コヴァルト参加)
エバ・ヤーン『Rising Tones Cross』(コヴァルトのインタビュー)
横井一江『アヴァンギャルド・ジャズ ヨーロッパ・フリーの軌跡』


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