Sightsong

自縄自縛日記

博多の「濃麻呂」と、「一風堂」のカップ麺

2012-01-30 00:00:36 | 九州

数日前に所用で博多に行ってきた・・・のはいいのだが、夜遅くホテルに着いてとりあえず近場でラーメン、翌朝仕事を済ませてすぐに帰京せねばならず、福岡空港でまたラーメン。他には何もなし、これは悲しい。

濃麻呂」(こくまろと読む)では、葱ラーメンと一口餃子を食べた。旨かったのだが、何だか随分あっさりしていて、麺は東京で食べる博多ラーメンのようにマイルドな硬さ。ちょっと肩透かしをくらったようで、替え玉は硬めにしてもらった。

余談だが、この替え玉というものを高校三年生のときまで知らず、受験勉強の講習のため山口の片田舎から福岡まで一週間出てきたとき、ラーメン屋でこれ何ですかと訊ねた記憶がある。もう二十数年前のこと、その時も餃子は一口サイズで小さいなあと驚いた。親父さんは里見幸太郎似だった。あれはどこの店だったのだろう。

翌昼の福岡空港の店は、どことは言わないが、頼んだら吃驚するくらいすぐに出てきて、しかも美観も何もない。麺は硬いの柔らかいのと論じる水準でもない。やっつけ仕事、ラーメン精神皆無である。やはり街の中がいい。


ラーメン精神皆無

東京にある博多ラーメンの嚆矢は「九州じゃんがららーめん」であったと(勝手に)思っているが、そこも麺はさほど硬くなかった。勤務先の近くにある「一風堂」も柔らかい。せめて博多で食べる麺は軟弱なこちらに喝を入れるような硬さであってほしいものである。もっとも、硬くないと言っても、「濃麻呂」のラーメンは旨かったのではあるが。

そんなわけで、コンビニに「一風堂」のカップ麺があったので、さっき食べてみた。所詮カップ麺ではあっても、いや旨い旨い。少なくともラーメン精神が入っていない空港の店などよりは旨い。

●参照
「屯ちん」のラーメンとカップ麺
なんばの、「千とせ」の、「肉吸」の、カップ