ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

春の雨

2014-03-20 16:14:25 | Weblog

3月20日 くもり 23℃

靴がかびた、部屋がかびた、バッグがかびた…、毎日の会話ででてくる話題…

あと2週間とベトナム語の先生も運転手もいう、毎日毎日続く霧のような雨

しかもこのところ少し気温が上がってきたので部屋の乾燥をおこたると、がっかりする現象がおこるのが、前述した会話でわかる。

このうっとうしい気候は今月までということだが、まわりをみまわすと

細かい霧のような雨は、植物にとってはかかせないもの、街路樹は若葉の季節である。

               ホアンキエム湖付近 

                          ヒルトンホテルを背景に、やさしい若葉が美しい

そして郊外では、田植えもひと段落し、水をはった田んぼが美しい    

この田んぼの稲はすべて手植えによるもの

ベトナムの急速な経済発展の陰で、農村部はほとんど変化がない。

2007年以降ハノイで暮らす限り、車の数の増加、バイク、電気自転車の普及、家電製品と暮らしが便利になっているのは感じる

しかし、農作業に機械化はない、牛と人力ですべてをこなしていて、機械の入る様子はない。

田園風景はのどかでノスタルジックだけど、田植えの姿に、腰がぎりぎり悲鳴をあげているのではと心配する

これだけの格差をこの先どう修正してゆくのか、これは政府の問題だけど、

恵みの雨と美しい自然を感じながら、もう少し、みんなが楽になってくれればよいのにと、いつもこの季節になると思ってしまう。