ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

キュランダ(ケアンズ最後編)

2010-03-04 00:32:58 | Weblog

3月3日

 旅行誌で絶対はずせないケアンズの楽しみ方NO1はキュランダ観光とある。

 1988年に世界遺産に登録された、世界で最も美しいといわれている世界最古の熱帯雨林で、そこではコアラを抱いて写真が撮れる。

 オーストラリアでは国ぐるみでコアラを保護しているので限られた州以外はコアラを抱っこできないらしいが、ケアンズは大丈夫。

行きは列車、帰りはスカイレールにのるというツアーに参加した。

 こんな山の中にどうして鉄道ができたかというと、山奥に木材の伐採で入植していた人たちがいたが、大雨で道路が寸断され、食料の供給をたたれた鉱夫たちが一日も早い物資の輸送手段が必要だと建設したものらしい。

 もっも高いところで海抜300mくらいだが、重機などのない時代にこんな山肌に鉄道を走らせるなんて大変な仕事をしたものだとほとほと感心してしまう。

 滝をみるために途中下車をしたりしながら、

徐々に下界から隔絶された世界にむけて列車は走り続ける。

 キュランダ村のコアラのいる小動物園には懐かしいエリマキトカゲやカンガルーにもであったけど、みんな暑いのでぐったりしている。

 コアラの体重は6㌔、結構抱き重りがしたが、起きているのか寝ているのかおとなしく、ぼんやりとされるがままになっている。

帰りのスカイレールは7.5㌔もあり、木をいためないように熱帯雨林の上をつないでいる。

かなり上空をわたしているので緑の絨毯と空の間の空中散歩は、まるで違う世界にいるように思える。

毎日びっしりつまった日程のあわただしいケアンズ滞在は、あっという間に終わってしまった。

さあ、またハノイでの現実を乗り越えようと、元気をもらったテト休暇に感謝している。