2012-13シーズンを振り返る~ 

2013-06-17 16:54:22 | ほぼ週刊サンプ通信 '12-'13

シーズン終わってからだいぶ日が経ってしまったが、なんとか最低限の目標=A残留うぃ成し遂げた12-13シーズン。

そろそろ夏のメルカートも本格的になってくるので、今後の動向も合わせてシーズンを選手の採点と共に振り返ってみよう。今シーズンは第18節で監督が変わった為に、前半戦と後半戦でかなり陣容が変わった。非常に特徴的だったと言えよう。まずは前半戦のチロ・フェラーラ体制から。

SAMPDORIA <4-3-3> 監督チロ・フェラ-ラ

        10マクシ・ロペス(9ポッツィ)

23エデル(98イカルディ)   2エスティガリビア(29フアン・アントニオ)

  (25クルスティチッチ)    (21ソリアーノ)

16ポーリ(5レナン)    14オビアング(11ムナーリ)

           6マレスカ(12ティッソーネ)

3コスタ(7カステッリーニ)       13ベラルディ(19デ・シルヴェストリ)

  35ロッシーニ(3コスタ) 28ガスタルデッロ(Cap)(8ムスタフィ)

           20ロメロ

 (32ベルニ)(1ダ・コスタ)(95ファルコーネ)

フェラーラは開幕当初から4-3-3を一貫して使用。移籍期限ぎりぎりに獲得したマレスカをフェラーラは重用し、開幕は3連勝とスタートダッシュに成功。しかし急に勝てなくなり、悪夢の7連敗。急遽4-1-4-1に布陣を変更。なんとかバランスを取ろうとする。この失速はやはり、開幕で絶好調で、このままエースになると思われた「10マクシ・ロペス」の負傷離脱が大きかったと思う。

4-1-4-1の布陣変更はDERBYの勝利と、新生FWイカルディの発掘と言う大きな意味をもたらす。しかしその効果も3試合しか続かず、ウディネーゼとカターニャに連敗を喫するとガッローネ会長はついに我慢できずにフェラーラを解任。昨年ヴィオラを率いていたデリオ・ロッシを新監督に据える。冬のメルカートはさほど大きな変更は無く、以下が後半戦の布陣

 SAMPDORIA <3-5ー2> 監督デリオ・ロッシ

     エデル     イカルディ

  (サンソーネ)   (マクシ・ロペス)(サヴィッチ)

  オビアング          ポーリ

 (ソリアーノ)(レナン)    (ムナーリ)

        クルスティチッチ

 (マレスカ)

エスティガリビア           デ・シルヴェストリ

(ポウルセン)(ガヴァッツィ)     (ベラルディ)

(カステッリーニ)           (M・ロドリゲス)

   コスタ    パロンボ  ガスタルデッロ(Cap)

 (ロッシーニ) (ムスタフィ)

            ロメロ

 (ダ・コスタ)(ベルニ)(ファルコーネ) 

まず1番の大きな違いは我らがバンディエラ「17アンジェロ・パロンボ」の再起用。フェラーラに干されていたこのベテランをロッシは再発掘。しかもポジションを変えて3バックのリベロとして据える。システムもこれに伴い3-5-2に変更。これがディフェンスの安定を生み出した。さらにクルスティチッチをフェラーラ時代のウィングからレジスタへとコンバート。この影響の大きさも、クルスティチッチが怪我で出場できなくなってから、サンプがずるずる負け始めた事でよーくわかる。監督交代によって運命が変わった選手たちは主に3選手。以下の通り。

DFロッシーニ = フェラーラは4バックの不動のCBとして起用

                     ↓

  DFパロンボ = ロッシはパロンボをコンバートとしてCBとして起用。さらに4バックから3バ  ックへと変更。

MFマレスカ = フェラーラの信用は厚く、レジスタとしてタクトを揮い印象的なオーバーヘッドゴールも決める。

                     ↓

 MFクルスティチッチ = ウィングや攻撃的MFのサブだったネナドは、ロッシ監督によりレジスタにコンバート。前者より運動量も有り、ディフェンスも頑張り中盤を活性化させる。

DFベラルディ = フェラーラにはアグレッシブなディフェンスを買われ、右SBに定着。

                    ↓

 DFデ・シルヴェストリ = 元々ロッシ監督とはラツィオ時代に良く知った仲。ベラルディがロッシ監督初戦となった試合でレッドカードで退場となると、次の試合からスタメンに抜擢される。抜群のスタミナを生かし、その後はずっとレギュラー。

 

 私もロッシ監督支持派で、結果的に今シーズンのサンプの選手リストを、一番適材適所に生かしたのはロッシ監督だったと思う。もちろんフェラーラも若手の発掘・登用、マクシの負傷離脱など擁護するべき点はあったが。後半戦良いサッカー見せ始めて、19節のユーベ戦~25節のナポリ戦あたりがピークだったと思う。実際ユーヴェやローマに勝ったり、ミラン相手にも勝ってもおかしくない引き分けと、内容は非常に良かった。

その後調子を落とした要因は大きく2つ。ひとつは残留もほぼ間違いなくなり、上の目標も遠すぎることからモチベーションの低下。さらに先ほども述べた通り、クルスティチッチの戦線離脱はかなり大きかったと個人的には思う。さあ来シーズンは最初からロッシ監督体制。どうなる事やら

次号からガゼッタ式、今シーズンの選手別採点&メルカートをにらむ


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