四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

それでも桜咲く

2011年04月09日 10時30分32秒 | コンサート
 観測史上初めてというM9の地震とそれに続く大津波、さらに福島第一原発のメルトダウンの可能性と、
うち続く事故、そして北長野の震災等々。まさに日本列島の半分を覆う災害は閉塞感を
一層掻き立てるかのようにその爪痕を日に日に明らかにしつつあります。

 この大震災によって尊い人生を途中で断ち切られた方の数も、12,787名(4月8日現在)と12,000名を
はるかに超えています。
このみ霊に冥福を祈るのみで哀悼を表現する言葉を未だ持ちえないでいます。

 このような状況下でも季節は巡り、桜がそこかしこで咲き始めています。
かつて、北信濃の山峡に咲く深山桜を見た記憶が甦ってきます。信濃路の遅い春を淡紅に彩る深山桜の
開花は長く厳しい山国の冬を耐えてきた里人の希望であり、春の象徴でもありました。

 被災地に咲いた梅の花の写真を新聞で拝見しましたが、その梅の開花も被災した方々にとって
「希望の象徴」であったと思っています。

 春を忘れず気品さえ漂わせて咲く桜は季節の象徴でありどんな厳しい季節の中でも必ず春は巡り
花開くことを静かに深く語りかけてもきます。
そんな花の姿の一端をデジイチ・スケッチしましたので掲載致します。

 ボランティアや義捐金、さらに、つつましく生活を律しながらも自分としてできる「共にある」事を
淡々と継続していけたらと日々思っています。

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