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四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「ふれあい教室」での講座

2012年11月20日 21時34分04秒 | ボランティア
私が住む地域の公立中学校では、総合学習の一環として地域におられる
有識者を講師として「技能体験」講座のカリキュラムが組まれ、
ここ10年ほど続いて参りました。

今年も先週末の土曜日に、これらを発展させ、中学生ばかりでなく広く
小学生にも門戸を開き「ふれあい教室」と銘打って、これら技能講座と
ともに「竹とんぼ作り」「七宝焼」「社交ダンス」「ホームページつくり」
等15教室が行われました。

私にも、昨年に引き続き、この教室の一つ「コンピュータ入門」の
講師要請があり、ボランティアとして行って参りました。

今年は、小学生のメンバー2人とお母さん方も含めて総勢で18名の方に
参加して頂きました。
事前に用意したパワーポイントの教材は、中学生を前提に作成しましたので
小学生には若干きついかなと思いましたが、真剣な眼差しで取り組んでくれ、
的を射た質問もあり結構理解してくれたと思っています。

コンピュータの基礎から始まり、インターネットの概要、HTMLという
ホームページ作成言語の説明を座学として行い、その後演習、さらに
簡単なホームページを作成して頂きました。
作成例のモデルを使用したとは言え、本来は6時間コースを2時間余の
時間で、各メンバーの感性でそれぞれ世界に一つのホームページの
作成までやり終えました。

今回の教室でも、中学生はもとより小学生もかなりの理解度を示し、
ヒントを与えるとインターネットから画像を取り込み背景の表現まで
行った生徒さんもいました。
最近のトレンドを押さえた斬新で、素敵な文言による自分のホーム
ページのアピール等々、私が期待した以上の出来栄えを示し、
その理解度の深さには感動すら感じました。

昨年来、感じて参りましたが、スマホの活用を含めて若年層への
コンピュータリテラシーの徹底度合いの進展には目を見張る想いでした。

「2位ではダメなんですか」との問で有名になった、日本のスーパー
コンピュータ「京」が、今年の6月にアメリカのメーカーにも抜かれ
3位陥落した事実を紹介し、若い諸君には新しい技術や研究に挑戦し
世界をリードする力量を付けて欲しい旨を希望として申し上げました。

また、コンピュータのもつ優れた機能、活用の可能性についての希望と
ともに、誤認逮捕者まで出した「なりすましPC」事件を始め、その果たす
マイナスの部分へ、さらに想定外のトラブルの存在にも想像力を働かせて
ほしいことを昨年に続き地域の先輩の「思い」として若干語らせて頂きました。
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墓参・帰省

2012年08月19日 21時29分08秒 | ボランティア
 今週、お盆に合わせて夏季休暇をとり息子たちの家族と共に墓参を兼ねて、長野、熊谷と廻ってきました。
墓参を兼ねての帰省は、子供たちからの提案でここ数年続いていますが、それぞれの休暇を調整する大変さはあっても、久しぶりに家族でうちそろって行う小旅行はいいものとしみじみと感じています。

今回は、長野市の善光寺まで足を延ばし「お戒壇巡り」を経験してきました。
「お戒壇巡り」はご存知の方も多いと思いますが、瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる秘仏の御本尊様と結縁を果たし、往生の際にお迎えに来て頂けるという約束をいただく道場とのことです。
 入口には、タイ国王より贈られた仏舎利(お釈迦様の御遺骨)とお釈迦様の像が安置されています。
 一条の光も指さぬ真の暗闇を、手の感触だけ巡るのは眠っている五感を呼び覚まし手の触感だけで「極楽の錠前」に触れるという得難い経験が出来たと感じています。

 また、久しぶりに訪れた長野市は緑溢れる街並みと、落ち着いた風格すら漂う土産店が喧噪とは遠い賑わいを見せて魅力的な街と感じました。
ネット等の口コミで評判の「元屋」という店では評判通りに美味しい信州そばを味わうことが出来ました。

 郷里に近い佐久平駅の周辺は昨年にも増して緑濃く、昨今多くの地方都市で見られる「都市の疲弊」とは異なり、活気あふれる落ち着いた街並みに成長しつつあるとの印象を持ちました。
細君の故郷である熊谷も「日本一暑い街」を逆手に取った町おこしを行い、また妻沼聖天山聖天堂(本殿)は、今年国の重要文化財から「国宝」となったこともあり町おこしに一段と熱が入っていると感じました。

 故郷で過ごした歳月よりも、そこから離れてからの歳月が遥かに越えた今も、故郷の山河の存在は未だ大きいと感じました。
「山河につながる、血につながる、言葉につながる…」故郷ゆえと改めて感じました。

 帰省を機会に家族のルーツや、故郷の山河とその雄大さを子供たちも感じてくれればとかつては思ったことはありましたが、私が表現するよりも故郷の現実がはるかに雄弁に子供たちに語りかけてくれていると感じた次第です。
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花火クルージング

2012年08月05日 20時27分56秒 | ボランティア
昨日、4日土曜日は横須賀開国祭のフィナーレを飾る「2012よこすか開国花火大会」が
開催されました。

三浦半島にあるイベント会社の主催する「花火クルージング」に細君共々参加し、
この花火を船の上から眺める幸運に恵まれました。
久里浜港からの出航が6:15でしたのでサンセット、花火、さらに満月から二日目の
真円に近いムーンライジングにも出会うことができ三時間余のクルージングは感動の
連続でした。

炎暑の残る中で出航までの待ち時間と、セレモニーのもたつきには若干のブーイングも
ありましたが、真夏の夕べ、優雅なそして至福とも言えるひと時を持つことができ感激でした。

花火はスターマインや水中花火、キャラクター花火等々と4,000発の花火が夜空を染め、
そのたびに船上が歓声に包まれました。

写真は手持ちでの撮影でしたので、思うように取れませんでしたが海に上がる花火の
イメージが表れているものを載せさせていただきます。
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「半夏生」の群生

2012年06月30日 20時48分43秒 | ボランティア
横須賀市にYRP野比という京急の駅があります。そこから車で5、6分のところに
横須賀リサーチパークがあり、それに隣接し「光の丘水辺公園」という自然公園があります。

その一角の「聖なる池」の畔に「半夏生」の群生があり、ちょうど開花時期を迎えているとの
情報があり、さっそくデジイチ持参で行って参りました。

ご存じの方が多いと思いますが「半夏生」の名前の由来には次の二通りあると言われています。

(1)暦の上で夏至から11日目を半夏生といい、この半夏生のころに花を開き葉が白くなることから「半夏生」。
(2)葉の一部だけ白くなるので、化粧でおしろいを半分しか塗りかけていない状態をみて「半化粧」。

また、別名に「片白草」がありますが、茎の先端の数枚が、それも表側だけ白く変わるので
そのように呼ばれているとのことです。

池のほとりの「半夏生」の群生は、折から梅雨の中休みの木漏れ日をうけ緑と白のコントラストも
鮮やかに、不可思議ながら素敵な空間を作っていました。

また、「水辺友の会」の会員の方が「半夏生」の名前の由来や、水辺に棲む昆虫たちの生態を
楽しげに説明してくれ、学びとともに有意義なひと時を過ごすことが出来ました。
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紫陽花

2012年06月16日 22時39分21秒 | ボランティア
 鬱々とした梅雨の季節。その中で本日16日大飯原原発の再稼働が地元福井県の同意のもとに
決定されました。
政府事故調査委員会の検証も道半ばの中で暫定基準による「政治判断」で
安全宣言し再稼働に突き進んだ今回のやり方には、私達一庶民の視点からも大いに
疑問符が付きます。

 残された48基の原発が今回の例にならい、なし崩し的に再稼働されることの
ないよう厳しく監視していくことの必要性を感じます。

 時を同じくし、私たちの地域にある公立中学校で「教育力推進協議会」が開催されました。
地域の教育力の低下が問題視される中で、12年ほど前に当時の校長先生と地域の有志により
発足したこの会も、教師の皆さんはもとより町内会長、保護司、児童民生委員、青少年育成委員、
体育指導委員等々を構成員に加え中学校区における問題解決集団としての機能と力をつけてきました。

 年3回にわたる会も出席者は回を追うごとに増え、二教室分に相当する図書室が満杯になる程の会が
このところ続いています。今回は私も司会進行の役割を担当の先生と共に担わせて頂きました。

 今回の討論のテーマは「思春期の子供を育てる~地域で出来ること」でしたが、それぞれの立場から
テーマに沿った意見交換と、日ごろ地域における活動を生徒たちを中心に据えて報告して頂きました。

 地域における問題点の掘り下げと、解決に向けた指針の練り合わせ、さらに情報の共有等々と
参加者の皆さんは、日ごろの地道で着実な活動を彷彿させる、地に足をつけた骨太の意見と
提案が活発に出され、許容された討論時間もあっという間に終わったとの印象を持ちました。

 鬱々とした梅雨空のもと、紫陽花が冴え冴えとした輝きを放っています。
梅雨を浴びながら柔らかな薄みどりから藍色に変化する紫陽花。雨に叩かれひしがれる多くの
花の中で敢然と咲き誇る大輪の花。そんな紫陽花の花をデジイチでスケッチしてみました。

 ☆群青の海の青さと競うがに
        岬をうめる紫陽花の群れ
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出発の日

2012年03月11日 22時38分55秒 | ボランティア
東日本大震災は今日11日で発生から一年となりました。

死者12,584人、行方不明者3,155人、未だ仮設住宅をはじめ故郷から離れて避難を
余儀なくされている方343,935人(2012年3月10日現在)となっています。
原発事故により福島から県外に避難をされている方は63,000人を越えていると言われています。

改めて心からの哀悼の意を表しますとともに、お見舞いを申し上げたいと思います。

大震災発生から今日まで、被災者と共にあることを密かに心に刻みながら自らにできる支援活動をと、
ささやかな歩みを重ねてきましたが、自己満足の範囲から出ず、どの程度役立ったのかは心もとない限りです。

被災地の現実を見る限り復興も未だ緒に就いたとも言い難い現状にあり、これからも息の長い支援の
続行が必要と感じています。
また、支援もそれぞれの持ち場で被災者に心を寄せながら、可能なことを一つ一つやりきって
いきたいと思っています。

風評被害にめげずに頑張っている福島をはじめ東北三県に観光に行くことも、農産物を買うことも、
具体的な支援になることを現地の方々に伺ってきました。
このようなことも含めて、明るく前向きに共に歩いていく出発点として節目の今日を位置づけたいと
思っています。

寒い冬に耐えいち早くに咲く河津桜を「出発の花」として載せたいと思います。
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復興の象徴

2012年03月06日 20時44分47秒 | ボランティア
先週末、復興支援と観光を兼ねて福島の地を訪れてきました。
当初予定していた小名浜港は復旧もほぼ完了し平常な業務も再開されて
いるとのことで塩屋崎に廻ろうとしましたが、時間の関係で
あきらめざるをえませんでした。

その後、全国キャラバンの報道で感動したタヒチアンダンスの見学を
兼ねて福島スパリゾートハワイアンズへ向かいました。

今年の2月8日復興しオープンした、パノラマ「ビーチシアター」で
行われたグランドポリネシアンショーを20:30~と、翌日13:30からの
二度にわたって見学しました。

テレビではショーの一部分のみが報道されていましたが、一時間余にわたった
ショーは物語性に富みフラダンス、タヒチアンダンスの完成度の高さに圧倒された
思いでした。
また、踊り手の一人一人がショーマンとしての思いのたけを表現し、その熱気が
観客をも巻き込み華やかで、感動的なショーでした。
「踊り手の放つオーラ」と一言で表現するには、あまりに深い想いと真剣さに
溢れているショーとも感じました。

震災後、「全国きずなキャラバン」を展開する中で鍛えられた技と思い故とも
感じましたが、それ以上に常磐炭田閉山から今日まで継承された
「復興の前線」を担った方々のDNAの存在を垣間見た思いです。

また、会場でお会いした素敵な老夫婦が語った「ここに足を運んで頂けるだけでも
私達は嬉しいです。ここは私たちの復興の象徴でもありますので…」との言葉は
深く感じるものがありました。

会場で即興で詠んだ短歌ですが、稚拙さを省みず載せさせて頂きます。

☆訪いて くれるが支援と福島のおみなの言葉温く聞きいる
☆復興の前線に立つフラガール 秘むる想いは舞に溢るる
☆不死鳥の思い秘むるやフラガール 復興担う前線に舞う
☆こんなにも深き思いが籠るごとタヒチアンダンス静寂も秘め
☆しなやかに指先揺らすフラガール 招きよせるや希望の二字も
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地域の教育力

2012年02月23日 22時44分03秒 | ボランティア
公立高校の入試も終わった先週末、私の住む町の公立中学校で
「教育力推進協議会」が開催されました。
この会は、中学校区の町内会長、保護司、児童民生委員、青少年指導委員、
体育指導員、さらに中学校の先生方、小学校校長先生等々が参加して開かれ
ています。

この会はかつて、地域の教育力の低下が叫ばれる中で、その時代の校長先生と
地域の有志が中心になって立ち上げ、その後十年以上にわたり続いている
「地域の教育力向上」をメインテーマとした会でもあります。
この会の推進役の地域幹事の一人として、私も発足以来かかわって参りました。

生徒たちの挨拶のあり方、学校周辺の清掃の在り方等身近な話題からはじまり、
ボランティアや地域行事への中学生の参加、さらには総合学習の際の地域と
学校の取り組み、そして、地域の次代の担い手としての中学生の育成、
地域文化の継承等々と、討論の時間も足りないほどの活発な議論が毎回展開されて
きています。

この会の司会進行を担当の先生と共に担うことがあり、今回も担わせて頂きました。
参加者は日ごろ地域にあって文字通り体を張って、災害支援をはじめとした
ボランティアの第一線で活動されている方たちですので、発言内容も地に足がつき、
常に中学生に対する温かな、かつ厳しい視点も含めて建設的で実現可能解を提案する
真摯さに溢れていて毎回学ぶことの多い、充実した会となつています。

また、この中学校は、各学年とも8クラスを超す、市内でもマンモス校の一つで
ありますが陸上部、水泳部、テニス部等が全国大会に進む実力を備え、さらに
スポーツ部門ばかりでなく、吹奏楽部、合唱部門等でも目覚ましい活躍が示すように
学業と部活を一体となって前向きに取り組む生徒たちが溢れる素敵な学校でもあります。

私たちのささやかな取り組みが、中学生を巡る地域の教育力向上にどれだけ役に
立っているかははなはだ心もとない限りです。しかし、地域の在り方の鏡でもある
小、中学校が、現在生徒たちにとっても魅力ある学びの場になっていることを
地域の一員として率直に喜びたいと思います。
また、これからも学校、地域が情報共有をしつつ、相互に学び合い、支援しあって
いけたらと思った次第です。


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作品展

2012年02月06日 23時37分00秒 | ボランティア
先週末、私の住む団地で「作品展」が開催され、絵画、
パッチワーク、書、アンチークドール、織物、写真等々
80点ほどが展示されていました。

日ごろ団地のコミュニティールームを中心に活動されている方々を
中心とした、作品発表会の場の一つでもありますが、
団地の管理組合の理事選挙も同時に行われ、投票率アップ
の集客策の一つでもありました。

私も主催者の呼びかけもあり、写真の部に参加しましたが
出展すべく、この一年間で撮ってきた写真の棚卸をしました。
いずれも「帯に短し・・・」の感のものばかりで
「出展」するにはためらいのあるものばかりでした。

それでも、勇気を振り絞り自分の好きなもの三点ほど出展しました。
写真の題は「春の讃歌」「春へのいざない」「秋のささやき」と
しました。ここでは一点のみしか載せられませんので「春の讃歌」を
掲載したいと思います。

皆様の感想等伺えれば嬉しいです。
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誕生月

2012年01月29日 19時13分54秒 | ボランティア
諸々の負の思いを乗り越えるべく新たな決意と共に迎えた龍年2012年も早、睦月が
過ぎ去ろうとしています。

この睦月は私の誕生月でもありますが、過日細君が近くのレストランで誕生祝いの会を
催してくれました。ケーキセット付のステーキというささやかな祝いのイベントでしたが
暖かなポロセータのプレゼントもあり、細君の温かな心遣いとともに幸せな思いに
浸ったひと時でした。

誕生日を改めて祝う思いはお互いに薄れつつありますが、この世に生を受けた
諸々の出発の日でもありますので、これからも大切にしたいと思っています。

また、当日は寒さを吹き飛ばそうと横須賀天然温泉「遊楽の里」へ行ってきました。
落日間際の海原を眺めながら入る露天風呂は格別なものがあり、至福のひと時を
味わってきました。

 落日の刹那に染まる海原に
       冬の漁火淡く揺れいる
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