なあむ

やどかり和尚の考えたこと

大人になろう

2016年02月17日 20時17分55秒 | ふと、考えた
「なう」だとか「ワロタ」だの「www」などと、ネット用語が流れるが気持ちが悪い。
ネットオタクの若者から発生した用語のように思う。他にも私の知らない「コトバ」が溢れているのだろう。
それはそれで構わないが、大人まで真似する必要はないだろう。
ネット社会が若者から広がり、そこが発生源だとしても、ネットを使い始めた大人が、若者がすなるネットを年寄りもしてみんとて、日本語にもならない言葉を若者に迎合して使う必要はないだろう。
シニアにはシニアらしい言葉遣いというものがあるはずだ。
言葉の乱れが行動の乱れに繋がるとすれば、ネットの中でもシニアがその乱れを正していく必要があるのではないか。
絵文字というのも使ったことがない。雰囲気で気持ちを伝えるのもひとつのコトバで文化かも知れないが、誰かのマネというのが元々気にくわない。
加えて、「カワイイ」という価値観に大きな疑問を感じている。
赤ん坊がかわいい、子どもがかわいい、それは結構だ。その関連グッズがかわいいのも許せる。しかし、それにも年齢的な限度があるだろう。
20?30でもいいや、30も過ぎてから、カワイイだのということに価値観を求めてどうする。
格好いい、とか、粋だ、というならシニアでも充分価値観にみあうように思うが、日本全体がカワイイに商品価値を見いだし、その雰囲気に疑問を感じず、雰囲気で飲み込まれていることに、「大人はいないのか」と独り勝手に立腹する自分。
今の子どもたちを育てているのは誰か。商品販売のマーケットとしての「こども」が、子どもを毒していることになぜ気づかない。
中学生が子どもなのは、もしかしたら、商品販売のためにそのように育てられているためなのではないか。
大人になったら大人の言葉を遣い、大人の価値観を持たねばならないと思う。
経済活動のために子どもをこどものままに育て、日本全体をこども社会にしてしまっている現代日本に強い危機感を感じる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿